どこの街に住むかの選択は、仕事やプライベートに大きな影響を与える。さらに家賃が家計支出の大きなウェイトを占めることを考えると、居住地は資産形成までも左右するといえる。総合的に考えて住みやすい街はどこなのだろうか? 20代後半から30代前半の単身会社員の住み心地を考えていこう。今回取り上げるのは、西武池袋線「江古田」。

「えこだ」か「えごた」か…街の名前、どう読む?

「江古田」は東京都練馬区に位置する、西武池袋線の駅です。1日の乗降客数は3.4万人ほど。南口から徒歩10分で大江戸線「新江古田」駅、北口から徒歩8分で西武有楽町線「新桜台」駅と、エリアによっては複数路線が利用可能です。

 

 

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江古田という地名の由来は、「エゴノキの原を開墾し、端にエゴノキを植えたから」など諸説ありますが、はっきりとしていません。とはいえ室町時代の文献には初出が確認されているので、いずれにせよ古い地名です。

 

また西武池袋線「江古田」駅は練馬区にありますが、地名で「江古田」があるのは中野区。読み方も練馬区では「えこだ」ですが、中野区では「えごた」と読みます。大江戸線の「新江古田」駅は「しんえごた」と中野区の読み方に倣っています。

 

江古田は、いくつかの表情を持っています。まずは「学生の街」。北口に「武蔵野音楽大学 江古田キャンパス」や「日本大学芸術学部」、南口に「武蔵大学 江古田キャンパス」があり、駅周辺に学生をターゲットとしたリーズナブルな飲食店が多いことで知られています。

 

さらに最近は「パンの街」として知名度をあげています。きっかけは地元の有志による地域活性化プロジェクト「とにかく江古田!プロジェクト」。「練馬のアメ横」と呼ばれた「江古田市場」が閉場した2014年から、イベントなどを通し江古田の魅力を発信しています。そのひとつが「えこだ パンさんぽ」。近年のパンブームもあり、大きな注目を集めました。メディアで街のベーカリーが特集されることも多くなり、パンマニアを中心に「パンの街」として周知されることになりました。

 

そんな「江古田」駅周辺は、「日大通り商店会」「江古田銀座商店会」「栄町本通り商店街振興組合(江古田ゆうゆうロード)」「江古田駅北口商店会」「江古田市場通り商店会」など、商店街が充実。特徴は、よくみるチェーン店はある一方で、個店が元気なところ。そのため昔ながらの街並みを色濃く残し、どこか懐かしさを感じる雰囲気が漂います。

 

建物は低層のものが中心で、昨今、さまざまな街で増えている「背の高い建物」は、「江古田」にはありません。建て替えの際も高層の建物はこの街には合わないと、“建てづらい”環境にあります。昔ながらの雰囲気を残すのは、街がもつ独特の雰囲気によるところが大きいようです。

 

江古田、パンマニアが集う(写真はイメージ)
江古田、パンマニアが集う(写真はイメージ)

 

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