インターネットでの株取引が一般的になり、兼業投資家でもデイトレードをする方が増えています。しかし、ちょっとしたお小遣い稼ぎが目的だとしても、トレードはお金を失うリスクが付きまといます。やるからにはしっかりと勝てるように、デイトレードの基本を身に付けましょう。※本連載では、AI技術を用いた株価予測ソフトを開発する、株式会社ソーシャルインベストメントでトレーダーとして活躍する川合一啓氏が、個人投資家が株式市場で勝ち続けていくための極意について説明していきます。

「リスクリワード厳守」で資金を徹底管理

デイトレードは、毎日トレードをして小さな利益を積み上げることが基本となります。そのため、毎日トレードしたい、なんとなく勝てそう、という動機デイトレードドを繰り返す傾向が強くなります。しかし、しっかりしたルールに基づいてトレードしないと、エントリーポイントが悪くなり、損失が膨らみやすくなります。この状況を避けるために、リスクリワードの概念と使い方を紹介します。

 

リスクリワードを聞いたことがある方は、多いかもしれません。では、自分のリスクリワードを守れているでしょうか? デイトレードに限らず、リスクリワードを守れないデイトレードドをすると、時々発生する大きな損失で、それまでの利益を失うパターンが増えてしまいます。

 

リスクリワードは、利益と損失の比率を決めてからエントリーポイントを決めるやり方です。たとえば、リスクリワードが3なら、利益を3%、損失を1%に設定し、その株価位置でポジションを持てるように注文を出します。いくつかのネット証券なら、IFDO注文でポジションを持ったと同時に、利確と損切のOCO注文を出せるので、発注前にリスクリワード厳守の設定ができます。デイトレードで生き残るためには必須の考え方なので、ぜひ身に着けてください。

 

 

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