11日、NYダウは史上最高値を更新。市場は色めきだち、ドナルドばかりかイヴァンカまでもTwitterで大はしゃぎだ。「私も早くNY株を買わなくては!」と焦っている投資初心者もいるかもしれないが、ちょっと待っていただきたい。この状況でNY株を買おうなんてのは、はっきりいって素人の浅はかな考えだ。その理由を説明しよう。

「NYダウが過去最高値を更新!」ではしゃぐ人たち

11日のニューヨーク株式市場では、ダウ工業平均株の終値が27,088.08ドルと史上最高値を更新。米議会でのパウエルFRB議長の発言が「利下げ」を示唆するものと市場に受け止められたことが主な背景にある。

 

史上初の27,000ドル超えを受け、「アメリカ」は大いに盛り上がっている。ドナルド・トランプ米大統領の娘で、大統領補佐官でもあるイヴァンカ・トランプは、22時56分(日本時間)、NYダウのチャートを添付しつつ、速報を伝えた。

 

“BREAKING: Dow Jones hits 27,000 for the first time ever! (爆発の絵文字)”

@IvankaTrump

 

遅れること約1時間、トランプ米大統領も誇らしげにNYダウの最高値更新をツイートした。

 

“Dow just hit 27,000 for first time EVER!”

@realDonaldTrump

 

米大統領の「偉大な」ニュースを知らせるツイートに、「いいね」と「リツイート」を合わせると10万を軽く超える盛り上がりを見せたわけだが、「わお。この波に乗らなくては!」とNY株に手を出そうとするのは早計だ。というより、今からでは遅すぎる。

盛り上がっているときは「すでに遅い」!?

株価でもなんでも投資において、目立つ上昇があり、市場が盛り上がり、メディアがそれを報道するときに、「では買ってみるか!」と重い腰をあげるのでは、ほとんどの場合が遅すぎる。もっといえば、一番高いときに買ってしまう可能性すらある。いわゆる「天井づかみ」をしてしまうパターンだ。

 

凶悪なほど天才的な頭脳を揃えた海外の優秀な投資会社では、価格が上がる前に様々な情報を掴んでおり、精度の高い予測をする。まだ安いうちに買う。市場が盛り上がり、価格が上がるのを待つ。上がったら高値で売る。憐れで無知な情報弱者は、このときに「高値」で買ってしまう。

 

投資会社では、選りすぐりの優れた頭脳が、それだけに集中して、資本も大きく投下して分析をしているのだから、「上がるか? 下がるか?」の読みで素人が勝てる世界ではない。素人が投資で財産を築くのであれば、株価の上下に左右されず、少額ずつコツコツと積立投資をするとか、何かしらの視点をもつとか、「大きく勝つ」よりも「まず負けない」方法を考えたほうがいい。上がってるから買う……は一番やってはいけない買い方だ。

 

今回のNYダウでいえば、実際に今月末のFOMCで「利下げ」が決定した際には、さらに上がる可能性はもちろんある。しかし、それを織り込んだうえでも、「今買うのはすでに遅い(高い)のでは?」と冷静になれる視点がなければならない。

「お金持ちの老人」を食い物にする売り手サイドも…

ある程度の富裕層になると、株価の上昇局面において、どこからともなく「欲しいですよね?」と連絡が入ることがある。そこから対面取引で、「ありますよ。買ってください」となるわけだが、調べてみると非常に大きな手数料が乗せられている。

 

よくこんな物を買う人がいるものだな……と思うような価格でも、お金持ちの老人は本当の価格など調べないことが多い。「信用」と「人間関係」と「早い決断力」で財を築いてきた世代なのかもしれないが、それを逆手にとって売りつけてくる営業マンもいるので、油断をしてはいけない。

 

NY株から少し話はそれたが、株価が上がって喜ぶのは、「それを持っている人たち」だ。普通に考えたら、「高くなったから買う」なんてないだろう。

 

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