米有力誌が「最も投資に適した国」と評価したことで、世界の投資家から注目が集まっているフィリピン株式市場。本連載は、「フィリピン株.com」が提供するウィークリーレポートから一部転載し、フィリピン株式市場の最新情報を紹介する。

今週の見通し…好悪材料混在も上昇基調に変化なし

PSEi(フィリピン総合指数)の一目均衡表の分析
PSEi(フィリピン総合指数)の一目均衡表の分析

 

好悪材料混在で方向感失う。レンジ相場継続か​

 

先週はもみ合い相場に終始した。

 

先進国市場での波乱に加え、アジア開発銀行などから19年のGDP見通しの低下が相次ぐ一方で、インフレ率の低下、政府の公共投資上積みなど好悪材料が混在し、市場が消化不良気味となってる模様だ。

 

しかし相対的に高いGDP成長率や旺盛な外国人買いを背景に相場の上昇基調に変化はないだろう。今週もICHIMOKU3本足の転換線と基準線のなかでのもみ合い相場が続きそうだが、このようなときこそ、バリュー感のあるブルーチップ銘柄(優良企業の株式)を仕込む好機といえる。

 

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今週の注目銘柄/DMC…PVR0.35倍台と割安感

DMCI Holdings, Inc.(DMC)

 

【投資力データ】

Semirara Mining and Power(SCC) の投資力データ
DMCI Holdings, Inc.(DMC)の投資力データ

 

【銘柄概要】

土木および一般建設を中核に石炭鉱業、ニッケル鉱業、不動産、系統連系型電力、水道の各セグメントで事業を展開している。筆頭株主はConsunji家の資産管理会社であるDACON CORPORATIONで51.52%を保有する。住宅・不動産開発はDMCI Homes.が主に担当し中高層住宅を得意とする。

 

【注目材料】

DMCI Homes.は、マニラ圏とセブで合計10のプロジェクトを立ち上げ。総投資額が1000億円を超える超大型開発になる。

 

【投資戦略】

投資力ポイントは成長力がやや劣り433ポイントだが、妥当株価倍率は0.35倍前後とバリュー感が強い。週足では調整相場となっているため、ここから3、4回にわけての買い下がりがお勧め。

 

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本記事はGLB.inc (以下「当社」)が情報提供のみを目的として作成したものであり、投資の推奨を行うものではありません。また、提供する情報は当社が信頼に値すると判断したものを採用しておりますが、その正確性を保証するものではありません。また、これらを基にしたお取引及びその結果について当社は一切の責任を負いません。本データは将来の利益や結果を約束するものではありません。売買の最終判断はご自身の判断でお願い致します。また、本システムは事前の告知および予告なく変更することがあります。あらかじめご了承ください。

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