不動産投資では「高利回り=ハイリスク」にならない
投資家さんたちとお話していて気になることがよくあります。
それは利回り=リスクと考えている点です。
一般的に見ると、リスクとリターンは比例するというのが当たり前なのですが、不動産投資においてはその関係が当てはまらないと考えています。
というのも、利回り5%だからといって安全かというと決してそうではないからです。利回りが低いということはそれだけ収益性が低いですから、何かの出費があった際に家賃だけで補填できない可能性があります。
ですが、利回りが高ければ毎月のキャッシュフローがしっかりしていますので、突然の出費に対しても対応することができます。
確かに高利回り物件は、表面利回り通りに運用できない場合が多いですが、それを加味しても高利回り=ハイリスクだとはどうしても考えにくいと思っています。
実際、わたしの物件で利回り24%のアパートがありますが、ハイリスクかというとまったくそんなことはありませんし、今でもしっかり稼いでくれています。
むしろ、運営していて感じるのが、高利回りだからこそローリスクなのではないかと考えてしまいます。
利回りがリスクをカバーしてくれているように感じるのです。
ですので、不動産投資の世界においては高利回り=ハイリスクではなく、むしろ高利回り=安全な投資先であると考えてもらっても良いのではないかと思っています。
石井 彰男
会計事務所ロイズ会計 代表
成功する大家さん塾 主宰
税理士大家さん