本記事では、不動産業界で横行する、アパート建築を勧める営業マンの「要注意トーク」を見ていきます。

賃貸経営に手を出してはいけないケースも多いのに…

人っ子一人見当たらない、ススキぼうぼうの野っぱらに不釣り合いにそびえたつ、数十階規模の高層マンション――新幹線で地方に行く途中、車窓からそんな光景に出くわしたことがあります。関東郊外のエリアでした。

 

遠目から見ても、生活臭は感じず、入居者は見当たりません。築年数は、それほど経っていないようですが、幽霊でも出てきそうなゴーストマンションといった佇まいです。

 

かつて「アパートや賃貸マンション経営は土地さえあれば誰にでもできる」と言われた時代の背景にあったのは、人口の継続的な増加と、右肩上がりの経済成長でした。

 

この二つの大前提がなくなった今、どの業界・産業でも勝ち組、負け組の二極化が進行しているように、土地や不動産にも、長期的に安定収入が可能な「勝ち組」もあれば、逆の「負け組」も存在します。東京23区でも空室率が上昇しているように、供給過剰傾向を背景に、同じ東京でも、エリアや物件によって、さらに細かく選別が進むことも間違いないでしょう。

本連載は、2016年10月9日刊行の書籍『あなたの資産を食い潰す「ブラック相続対策」』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

あなたの資産を食い潰す 「ブラック相続対策」

あなたの資産を食い潰す 「ブラック相続対策」

秋山 哲男

幻冬舎メディアコンサルティング

恐ろしい「相続対策の裏側」と「知っておくべきポイント」を大公開! ・相続税対策のうち8割が実は不要!? ・バックマージンが横行する業界の実態 ・相続後にお荷物と化す無意味なアパート・マンション ・税理士のうち約半…

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