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マイホームの建築・・・最も重視したい「居住性の向上」

前回は、マイホームの建築において「詳細見積もり」を依頼する際のポイントを説明しました。今回は、なぜ「居住性」に多くの予算を割くべきなのかを見ていきます。

暑さ・寒さが我慢できない家は、建て替えの対象に

詳細見積もりを作成する際は、居住性の向上を重視しましょう。断熱性や気密性、換気、床暖房などに必要な予算は、他の要望に優先して確保すべきです。中途半端な断熱性や気密性は、かえって住み心地を悪くします。

 

欧米では居住性を何より優先するため、老朽化しても家の価値はあまり変わりません。木造住宅でも100年以上品質を維持するため、築50年の家が新築同様の価格で売買されることもあります。日本では戸建ての場合、新しい家に価値があり、古い家の価値は下がる一方です。ローンの返済が終わらないうちに建て替える人も少なくありません。

 

建て替える理由はさまざまですが、日本でも昨今高齢化の影響か、居住性を求めて建て替える人が増えてきました。檜造りでも鉄筋コンクリート造でも、暑さ寒さに我慢できなくなったとき、家は建て替えられてしまうのです。

 

新築時に最初から居住性を「上ランク」にしておけば、30年以内に再び新築の費用を捻出するような目に遭わなくて済みます。

建築費を節約するには、面積が大きい「外壁材」が有効

建築におけるトータル費用の調整は、設備関係のグレードなどさまざまな部分で行えますが、屋根材や外壁材で行うことも少なくありません。いずれも面積が大きいため、調整の効果が表れやすいためです。

 

外壁材は、建築費を節約するのに効果的です。屋根材や外壁材を先に選んでしまう建て主もいますが、残りの予算で家の居住性を高めることはできません。

 

屋根瓦に予算をかけても、結露が発生するような家では予算の配分が間違っていると言わざるを得ません。一般的な2階建ての外壁の面積は200㎡前後です。したがって、外壁材の1㎡当たりの単価が1万円違うと、家全体で200万円の差になります。

 

外壁材は種類も多く、価格もさまざまです。家全体のバランスを考えて予算を配分したいものです。

株式会社ウェルダン 代表取締役社長
一級建築士 

昭和45年東京生まれ、中央大学法学部法律学科卒業。大学を卒業し他社に就職後に、父親の創業した一級建築士事務所で建設業者である株式会社ウェルダン(本社:東京都立川市)に入社。社長となってからも、施工物件の基本設計の多くを自ら手掛けるかたわら、大工や職人との打ち合わせに参加し、顧客の家づくりにとことん関わるスタイルを貫く。建て主のためならば時には利潤にこだわらずよりよい部材・仕様の変更にも踏み切るなど、社内・社外から信頼を得ている。

著者紹介

連載人生が変わる家づくり…理想のマイホームを実現する7つのポイント

本連載は、2018年6月3日刊行の書籍『人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

 

人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム

人生が変わる家づくり 一生気持ちよく暮らせるマイホーム

兼坂 成一

幻冬舎メディアコンサルティング

一生に一度の家づくりで失敗したくない──マイホームを建てようとする人にとっては当然の願いです。家づくりは、家族の人生にも大きな影響を及ぼす一大イベントです。だからこそ、多くの人が間取りやデザイン、素材、設備など…

 

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