前回は、町の不動産屋の宣伝効果を高める「オーナー会議」について取り上げました。今回は、「座学タイプ」の説明会を見ていきます。

オーナーの関心が高い話題を、税理士等の専門家が解説

前回の続きです。

 

一方のセミナーは会場を借りて、何らかのテーマを設けたり、実際の建築実績などを紹介したりする座学タイプの説明会です。

 

とくに「オーナー会議」と銘打ったイベントは年1回のペースで開催する座学タイプの勉強会です。たとえば相続や消費税増税への対応など、現オーナーやオーナー候補者にとって気になる、または興味のある話題を取り上げ、税理士や弁護士などの専門家を招いて解説していただくものです。これが実は好評で、品川区の施設「きゅりあん」などを借りて40~100人程度と人数を限定して開催しているのですが、おかげ様ですぐに満席となるほどの盛況ぶりです。

 

重要なはずなのにこれまで具体的な説明を受ける機会がなかったニッチな話題を取り上げ、詳しく解説することで、ほかの不動産会社のセミナー以上に注目されているようです。

講演終了後の個別相談には多くの希望者が・・・

また、このセミナーでは、都市開発事業部のトップを担当する私が、私たちのこれまでの実績や事業展開、そして今後、大井町を中心として東京はどのように変貌していくかという将来展望とそれに対する取り組みを紹介させていただいています。この3年間に、綿密なコミュニケーションを取ることによって、地域の皆さんに育ててもらってここまで実績を上げてきたことを、詳しく説明させていただき、オーナー候補者の皆さんのさらなる信頼を確保していくことを狙いとしています。講演終了後には、個別の無料相談会を実施しており、興味を持っていただいた多くの方々が相談にみえます。

 

オーナー会議や各種説明会については、その都度ウェブサイトやメールマガジン、チラシなどでご案内しています。

 

ほかの企業でもよく行われていることですが、私たちも宣伝用にノベルティグッズを作成しています。各お宅を訪問する際、チラシとともにボールペンなどを添えてお渡しするほか、夏のイベントなどのときにはうちわ、12月頃ならクリスマス関連グッズなどを作っています。

 

また多くのお客様が集まる現場見学会などの際には、マグカップなど通常よりも費用をかけたグッズを制作しますし、さらには新米2キロや、協賛企業のグッズや商品などが当たる抽選会も開催したりして、イベントを盛り上げています。

小さな不動産会社の一人勝ち戦略

小さな不動産会社の一人勝ち戦略

徳島 雅治

幻冬舎メディアコンサルティング

株式会社帝国データバンクの調べによると、2016年度の不動産代理・仲介業者の倒産は93件で前年度の75件を24.0%上回り、3年ぶりの増加となった。負債額別では負債5000万円未満の小規模倒産が68件を数え、全体の7割を超えている…

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