「基礎代謝」が低下する仕組みは、人も職場も同じ
スタッフ個々のパフォーマンス、会社全体の売上高や利益率、さらには、人材の採用・定着・育成力など多方面に、大きな影響を与える「職場の基礎代謝」。
そもそも、なぜ「基礎代謝」は低下するのでしょうか。物事には、原因(理由)があって、結果があります。つまり、「基礎代謝」低下の原因(理由)が分かれば、より具体的に改善を図ることができます。また、事前の対策により、「基礎代謝」の低下を未然に防ぐこともできます。
運動不足や睡眠不足、不規則な生活や不摂生が祟った、不安な出来事があるなど、何らかの理由で「不」が増えたときに、「基礎代謝」が低下するのは、皆さまも過去の経験から実感としてあると思います。
実際に、内科・外科・小児科・産婦人科・眼科・耳鼻咽喉科などの医療関係者や美容関係者にもヒアリングを行ったところ、「確かにそういうことがある」との回答を得ることができました。
「不」が積み重なれば、パフォーマンスの低下を招く
そして、この「不」は、連鎖をしやすく、重なりやすいという特徴があります。例えば、締め切りに追われ、徹夜続きで睡眠不足。その上、真夜中に食事をとるなど不規則な生活が続き、休みもとれずに運動不足に陥るといった具合です。
これは、職場も同じことです。つまり、「不」が積み重なる→「基礎代謝」が低下する→パフォーマンスが低下するということになります(以下の図表参照)。
[図表] 「職場の基礎代謝」を下げる原因を探す
これを簡略化して考えてみると、「能力×不○○=実力(パフォーマンス)の低下」という公式が成り立つのです。次回から詳しくご説明します。