今回は、「投資家意識調査2018」の内容のうち、オルタナティブセクター投資の現状を説明します。※ロサンゼルスを本拠とする世界最大の事業用不動産サービス会社のシービーアールイー株式会社(CBRE)。本連載では、そのリサーチ部門が世界の不動産市場の最新情報をお伝えします。
もっとも関心の高い「学生寮・学生用マンション」
これから検討するオルタナティブセクター
●今後投資を検討するセクターとしてもっとも割合が高かったのは「学生寮・学生用マンション」(20%)。次いで多かったのは「データセンター」、「サービス付き高齢者向け住宅/老人ホームなど」、「ヘルスケア(いずれも同水準の16%)
●「データセンター」ならびに「レジャー/エンターテイメント」は、いずれも「検討している」の割合が「投資済み」を上回っており、これらのアセットタイプに対する投資家の関心が高まっていることがうかがえる
不動産の投資対象としては「黎明期」に
●「データセンター」はクラウド需要の拡大がけん引役となり需給バランスが逼迫している。ただし不動産の投資対象としては黎明期にあり、投資家は未だ限定的
●「レジャー/エンタテイメント」への関心の高まりは、働き方改革に伴う余暇の増加や、拡大するインバウンド需要が背景と考えられる。また、カジノについては政府はIR実施法案の検討を進めており、新たな需要創出が期待されている
[図表]2018年投資対象として検討するオルタナティブセクター
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