今回は、「投資家意識調査2018」の内容のうち、投資家が選ぶ、魅力的なアセットタイプ等についてお届けします。※ロサンゼルスを本拠とする世界最大の事業用不動産サービス会社のシービーアールイー株式会社(CBRE)。本連載では、そのリサーチ部門が世界の不動産市場の最新情報をお伝えします。
もっとも魅力的な投資対象は「オフィス」
魅力的なアセットタイプ
●投資家が選んだアジア太平洋地域でもっとも魅力的なアセットタイプは、「オフィス」(41%)、「ホテル/リゾート」(26%)、住宅(17 %)の順で多かった
●ホテルがもっとも魅力的とする回答は26%で、前年の結果から10ポイント上昇。順調に拡大するインバウンド需要が投資家の投資意欲を後押していると考えられる。2017年の訪日外客数は対前年比19%増の万人に達した
[図表1]アジア太平洋地域でもっとも魅力的なアセットタイプ(数値は2017年からの変動%point)
関心が高まる「都心の中型オフィスビル」「地方都市」
魅力的な投資戦略
●「コアプラス/優良なセカンダリー」を選ぶ投資家は合計で25%で、前年の20%から5ポイント上昇。「バリューアッド」を選んだ投資家は17 %で、前年に比べて6ポイント上昇した
●より高い利回りを求め、投資家はややリスク選好に傾斜しているようだ。投資対象として都心の中型オフィスビルや地方都市に対する投資家の関心が高まっていると考えられる
[図表2]魅力的な投資戦略
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