今回は、「投資家意識調査2018」の内容のうち、国内不動産市場のリスクの動向についてお届けします。※ロサンゼルスを本拠とする世界最大の事業用不動産サービス会社のシービーアールイー株式会社(CBRE)。本連載では、そのリサーチ部門が世界の不動産市場の最新情報をお伝えします。
国内外の急激な景気変動、市況の下落が最大のリスクに
不動産市場におけるリスク
●投資家は、国内外の急激な景気変動や市況の下落を最大のリスクと考えている
●東京オフィス市場で予定されている大量供給に対する懸念はやや緩和した。東京23区のオールグレード空室率(2017年Q4)は1.5%と、 2期連続で2%を下回った。引き続き需給タイトな現状が、投資家に安心感を与えていると推察される
●前回の回答結果は、2018年は売却案件が増えることを示唆している。しかし、売主と買主との間の価格目線の格差も開きつつあるため、取引の成立に時間を要す場合もあろう
[図表]不動産市場におけるリスク(数値は2017年からの変動%point)
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