今回は、「投資家意識調査2018」の内容のうち、国内不動産の取得額の動向等についてお届けします。※ロサンゼルスを本拠とする世界最大の事業用不動産サービス会社のシービーアールイー株式会社(CBRE)。本連載では、そのリサーチ部門が世界の不動産市場の最新情報をお伝えします。

9割以上の投資家が前年と同等以上の取得額を想定

取得についての見通し

 

●日本の投資家の取得意欲は依然として高いものの、前年に比べやや減退

 

●2017年と同じ額を取得すると回答した投資家は63%で、前年の58%から5ポイント増加。一方、2017年の取得額より増加すると回答した投資家は29%で、前年の38%から9ポイント減少

 

[図表1]不動産取得額

出所:CBRE不動産投資家意識調査 2016 、2017 、2018

高まりを見せる、日本の投資家の売却意欲

売却についての見通し

 

●日本の投資家の売却意欲は高まる。売却予定がある投資家のうち、前年と同じ額を売却すると回答した投資家の割合は62%で、前年の70%から8ポイント減少

 

●しかし、前年より売却額が増加すると回答した投資家は34%で、前年の20%から14ポイント増加

 

[図表2]不動産売却額

出所:CBRE不動産投資家意識調査 2016 、2017 、2018

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