大都市でも、エリアによって人口動向が異なる!?
立地の良い場所を見極めるためには、今後の人口や世帯数の動向を把握することも重要です。人口や世帯数が減る地域は賃貸物件の需要も減りますし、人口や世帯数が増える地域は需要が高くなるからです。
大雑把にいえば、大都市の人口や世帯数は増加傾向にあり、地方の人口や世帯数は減少傾向にあるといえます。しかし、大都市であってもエリアによって人口の動向は異なります。
「東京23区から徒歩10分以内」なら、人口増の期待大
大まかにいえば、東京23区内の駅から徒歩10分圏内のエリアであれば、今後も人口増加が期待できます。ただし、東京都下であっても郊外エリアはお勧めできません。都心から1時間程度かかるエリアでは、すでに人口が減少しはじめているところもあります。
また、東京の23区以外の物件ならば、首都圏の他の地域や大阪などの都市の物件のほうがいいでしょう。人口減少傾向のなかにあっても、人口流出数より流入数が上回っている地域が狙い目です。
[図表1]日本全体と東京都の人口推移
[図表2]都道府県別の転入・転出超過数