マンションでは「管理、修繕に関する事項」を要確認
前回の続きです。
⑤管理、使用に関する事項
マンションの場合にはこの項目があり、管理規約などについて記載されています。ここでは、用途制限をチェックします。店舗や事務所として利用不可な物件もあります。その場合、借手が制限されます。
また、ペットを飼うことや楽器の使用が制限されているケースもあり、これも借手を制約しますので注意が必要です。
⑥管理費、修繕積立金に関する事項
これもマンションの場合の項目です。管理組合に支払う管理費について記載されています。中古物件の場合、所有者が管理費を滞納しているケースもあるため、チェックしておきましょう。
修繕積立金は、マンション全体での積立額が記載されています。金額が少な過ぎると、大規模修繕を実施する際に予算が不足し、将来まとまった資金を拠出しなければならない可能性があります。
マンション全体で妥当な修繕積立金になっているか、計算してみると安心です。
契約解除の際の「ペナルティ」もチェック
⑦契約の解除に関する事項
契約解除をするときのペナルティが記載されています。一般的に契約を解除するときには、売主であれば「買主から受け取った手付金の倍額を支払う」、買主であれば「売主に支払った手付金を放棄する」ことで解除が可能です。