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勝ち残る税理士となるために…自分の「専門分野」の定め方①

前回は、税理士が「専門特化」することで得られるメリットを取り上げました。今回は、税理士としての自分の「専門分野」を定める方法を見ていきます。

最近は「税理士の専門特化」の黎明期!?

さて、業種特化をしていくとして、どんな業種がいいかという問題になります。私の考える業種特化のしかたと考え方について説明します。

 

これは私の感覚ですが、最近になって専門特化を始めている税理士事務所が徐々に増えてきている印象です。税理士の専門特化の〝黎明期〞が今なのかもしれません。ただ、やろうと思えば、どの業種でもまだまだ間に合います。

自分の「興味がある領域」を選ぶのがベスト

●興味関心のある分野がベスト

 

まず専門分野にするのにベストなのは、自分の興味のある分野でしょう。専門力を高めるには勉強が必須ですから、自分がその業界を掘り下げていって楽しいと感じられるのが一番です。

 

特に好きな分野はないという人は、これまで縁のあった分野から始めるのも手です。基礎知識はすでに身に付いているわけですから、それがアドバンテージになります。「楽しみながら専門性を高める」というわけにはいかないかもしれませんが、少なくとも勉強することに苦痛を伴わないのであれば、掘り下げてみる価値は十分あるのではないでしょうか。やっているうちに面白くなってくるということもあります。

 

経営コンサルティングのイメージそのものがつかみにくく、業種の絞り込みが難しいという人は、手始めに専門特化している税理士事務所で働いてみて、これまでの税理士業務とコンサルティング業務は何が違うのかを実体験してみるのもいいと思います。知識や経験の幅を活かしたアドバイスなどを身近で見たり、コンサルティングを通して顧客が満足したり喜んだりする体験をするなどしているうちに、自分の中で「こういう分野をしてみたい」という思いが芽生えてくるかもしれません。

 

ちなみに、私の事務所では新人でもすぐに顧客とのコンサルティングに同席をさせます。そこで、実際にコンサルティングとはどんなものかを体感してもらいたいですし、意外と細かい数字などの話よりも専門的な部分での悩みを聞いたり、雑談をしたりといったことが多い現実を知ってほしいからです。

税理士・司法書士渡邊浩滋総合事務所代表 税理士
司法書士
宅地建物取引士

1978年、東京都江戸川区生まれ。明治大学法学部卒業。税理士試験合格後、実家の大家業を引き継ぎ、空室対策や経営改善に取り組む。大家兼業税理士として悩める大家さんのよき相談役となるべく、不動産・相続税務専門の税理士法人に勤務。退職後、2011年12月、同事務所設立、現在に至る。司法書士の資格を活かし、不動産のスペシャリストとして税務だけでなく法律面の観点からもトータル的なアドバイスを提供。
『「税理士」不要時代』(幻冬舎)、『相続対策の常識ウソ?ホント?』『大家さん必携!ライフサイクルから考える賃貸経営の税務Q & A』(ともに清文社)、『大家さんのための超簡単!青色申告』(クリエイティブ ワークステーション)など著書多数。

渡邊浩滋総合事務所 http://www.w-sogo.jp/

著者紹介

連載税理士不要時代を勝ち残る「専門特化」の法則

本連載は、2016年12月9日刊行の書籍『「税理士」不要時代』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

 

 

「税理士」不要時代

「税理士」不要時代

渡邊 浩滋

幻冬舎メディアコンサルティング

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