前回は、オーナーによる空室対策として、空き部屋を「モデルルーム化」するメリットを取り上げました。今回は、家具家電の設置の効果を見ていきます。

初めて一人暮らしをする人に喜ばれる

そのほかの空室対策としては「家具家電付き」の部屋も有効です。特に初めて一人暮らしをする人に喜ばれています。新生活を始めるにあたって必要となる家具家電類が一とおりそろっていたら、10万円以上のコストダウン効果があります。

 

新生活で何かと物入りな入居者にとっては非常に魅力的な物件です。中古家電は、リサイクルショップで購入したり、ヤフオクで落札したりするなどして安くそろえることができます。

 

逆に家具家電付き部屋のデメリットは、すでに家具家電をそろえている人からすると、部屋に備え付けの家具家電は邪魔でしかないことです。社会人よりも、初めて一人暮らしをする学生向けの物件と相性が良い作戦といえます。

 

家電付き部屋の例
家電付き部屋の例

家具家電の設置が大変なら、照明だけでもOK

また、家具家電をすべて付けるのは大変だと思うならば、最低限、照明だけでも付けることをおすすめします。部屋のタイプに合わせることが前提ですが、雰囲気の良いちょっとオシャレな照明はインターネット通販で安く購入することができます。

 

どちらかというと価格重視の部屋であれば、LEDのシーリングライトを設置して「長持ちするLED照明をプレゼントします」とアピールするのも有効でしょう。家電量販店、ホームセンターなどで6畳用が5000円程度で販売されています。これで入居が決まれば安いものです。

本連載は、2017年8月刊行の書籍『区分物件オーナーのための 神速!億万長者計画』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

区分物件オーナーのための 神速!億万長者計画

区分物件オーナーのための 神速!億万長者計画

田中 竜太,太田 将司

幻冬舎メディアコンサルティング

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