前回は、お客様の気持ちに寄り添う接客について取り上げました。今回は、お客様とのトラブルを避ける「適切な相づちの仕方」を見ていきます。

早すぎる相づちは「あらぬ誤解」を招く!?

血の通ったおもてなしをするには、お客様に対応するとき、お客様の気持ちを理解することや、置かれた状況を正しく判断することが必要でしょう。

 

そのため、お客様の目を見て話すこと、お客様の気持ちをそらさないことが大切です。しかし度が過ぎて、つい必要以上に相づちを打ってしまうことは往々にしてあるようです。

 

相手の言葉に合いの手を入れるように矢継ぎ早に、ややもすると相手の言葉に重なってしまうくらいにYes, yes, yes・・・などと答えることはないでしょうか。

 

誠実に対応しているはずなのに、言葉の性急さのために、相手にせわしない印象を与えてしまう日本人の相づち。それは、ややもすれば、「ロボットみたい」と思われているかもしれません。

 

こちらに決してそのようなつもりはなくても「この人、この話を早く終わらせたいの? それとも私の話を聞きたくないのかしら」などと、あらぬ誤解を招きかねません。

「短くとも意味をもつ言葉」と意識を

特に、自分がわからないときにYes, yes・・・と答えるのは最悪の選択です。Yes, yes・・・と言うからわかってくれたのかと思ったら正反対だった、という事態を招くことになりかねません。お客様はさぞかし驚き、時に不快な思いになるかもしれません。

 

短く簡単ながらも、意味をもつのが相づちです。相づちにもそれなりの意味があります。あなたの口から出た相づちはあなたの言葉の一部であることを覚えておきましょう。

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村田 志乃

幻冬舎メディアコンサルティング

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