株価が100円未満の低位株は、下げが止まらない場合も
「暴騰銘柄の急落後の反発」狙いのチャートの形に当てはまれば、どんな銘柄であっても買うべきでしょうか? 実は、そうではありません。
次の条件に当てはまるような銘柄は、取引を見送るか、もし取引する場合には特に気を付けて対応する必要があります。理由と共に、見ていきましょう。
●株価が100円未満の低位株
これは、取引をするのであれば注意が必要なケースです。100円未満の低位株は、半値押しでは留まらず、そのままズルズルと株価を下げていくケースが多いためです。下げ続ければ、結局損切りすることになります。ただし、ひとたび反発したときにはいきなりストップ高になる可能性が高いので、魅力的な面もあります。
そこで、あえて取引をするという場合には、投資する金額を控えめにして、損切りの可能性が普段より高いことを十分に意識しておきましょう。
[図表1]株価100円未満の低位株(2017年2月「SJI」から「カイカ」に社名変更)
3~5倍の大暴騰銘柄は「見送り」がおすすめ
暴騰時の上げ幅があまりに大きい場合は、手を出さずに見送るのがおすすめです。暴騰時の上げ幅が大きければ大きいほど、その後の下落幅も大きくなり、半値押しでは留まらずに高値から45〜60%以上下落することが多いためです。
初めから、半値押し以上の下落があることを見越して、半値押し水準より下で買いを入れて、小幅な反発を狙うというテクニックも存在します。しかし、これは上級者向け。初中級者は、見送ったほうが安心です。
この話は次回に続きます。