減価償却費の配分方法には、定額法と定率法があります。今回は、課税のタイミングを将来に遅らせる「課税の繰延」ではどちらが効果的か、改めて見ていきます。

「定額法」「定率法」とはそもそも何か?

減価償却とは、減価償却資産の取得に要した金額を一定の方法によって各課税期間の経費、損金として配分していく手続きであるということは先に述べたとおりです。しかし取得金額の配分方法は、単純に耐用年数で等分していくだけではありません。

 

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本連載は、2014年4月25日刊行の書籍『スゴい「減価償却」』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
本連載の内容に関しては正確性を期していますが、内容について保証するものではございません。取引等の最終判断に関しては、税理士または税務署に確認するなどして、ご自身の判断でお願いいたします。

スゴい「減価償却」

スゴい「減価償却」

杉本 俊伸+GTAC

幻冬舎メディアコンサルティング

「減価償却で節税」とはよく聞きますが、課税と節税の仕組みを十分に理解して使いこなせている人は多くありません。 減価償却を活用するポイントは、タックスマネジメントです。タックスマネジメントとは、税額や納付のタイミ…

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