今回は、金融機関から融資を得るためにどのような書類を揃えておけばいいのかを見ていきます。※本連載は、現役医師でありながら、不動産投資家として6棟、195戸の不動産を所有する、本間けい氏の著書、『激務の現役医師が実践 レバレッジ不動産投資 自由になるための最速メソッド』(サンライズパブリッシング)の中から一部を抜粋し、現在の財産や技術、社会的信用という自己資本に、不動産投資という他人資本を注入して、経済的自由を手に入れる方法についてご紹介します。

物件資料とともに持参したい「融資セット」

前回の続きです。

 

訪問の際は、できれば具体的な話をしたいので、物件資料と「融資セット」を持参する。「融資セット」というのは、金融機関から融資を得るために必要な書類一式を指し、便宜上こう呼んでいる。面談の際に金融機関から持参するよう指示される場合もあるが、そうでなくても持っていった方が、話が早く、地銀の担当者さんなどからは感心される場合もある。

 

【融資セット(必須なもの)】

◎確定申告過去3期分(もしくは決算書3期分)

◎免許証、保険証のコピー

◎自分の経歴、家族のデータ

 

他に、融資が有利になるようなものがあればそれを持参しても良い。例えば、生命保険の証書や、将来的に相続するような物件などがあれば、それをアピールしてもいいかもしれない。もし、配偶者の方も仕事をしているなら、配偶者の確定申告や、収入を証明できる源泉徴収票などを持参するのもよい。

 

ちなみに僕は、簡単な「家系図」を作って持参している。僕の家系は、兄と妻が医師であり、非常に遠縁だが、ビジネス界で有名な方もいる。要は、金融機関に、いかに僕が信頼に足る人物か、稟議書に書きやすくするお手伝いをしていると考えてほしい。家系に社会的信頼性がおける職業の方が多ければ、そこはプラスに働くので、高属性の方はどんどん出していくべきだ。ご参考までに家系図の見本を掲載する。

 

[図表]家系図サンプル

・実際に提出する際には名前を記載している・このような簡易なものでOK
・実際に提出する際には名前を記載している
・このような簡易なものでOK

資料を完璧に揃えたうえで、金融機関の条件を聞き出す

これらの資料は、融資には必要な資料であり、自分の身分を明かすという意味でも使えるので、有利になるようなものは出し惜しみせず、嘘にならない程度に盛った方がよい。

 

【融資セット(あればベターなもの)】

◎物件を持っていれば、物件概要書

◎配偶者の確定申告過去3期分(収入のわかるもの)、保険証、免許証

◎借家に住んでいるならば、その物件概要書(賃料などの確認のため)

◎家系図

◎金融資産一覧、金融資産エビデンス

 

僕があまりにも資料を完璧に持っていくので、金融機関の担当者から、最初はまず驚かれる。

 

「いやいや、ありがとうございます!」

 

とか、

 

「おお!審査が早くなりそうです」

とか。

 

そうなるとしめたもので、話がスムーズに進む。

 

ここで、金融機関の条件を聞き出す。

 

♢融資条件

♢融資エリア

♢金利

♢評価方法(積算評価か収益還元か、それとも中間なのか)

♢自分はどのぐらい借入できるのか

 

などをしっかり確認するのだ。

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