高額物件も借金も、続けていくうちに慣れていく
前回の続きです。
Q2.いきなり高額の物件を買うのが怖い
いきなり数億の物件を買うのが怖いなら、5000万円~1億円の物件から始めてはいかがだろうか。しかし、前述したように、その分ライバルは増えることは覚悟していただきたい。少しでもライバルが少ないところがいいのであれば、地方の物件で、キャッシュフローの出るものを選ぶのが、一番取り組みやすいリスク回避のやり方だ。実際、僕が最初に購入した物件も、9600万円である。
これは、実際に物件を買った人にしか分からない感覚であると思うが、高額物件にも、借金にも、続けていくうちに慣れていく。
投資規模を拡大したくて仕方ない不動産投資家たち
「慣れ」というものは、大きな武器にもなる。巷では、この言葉は悪い意味で使われることが多いが、こと不動産投資においては、強力な味方だ。僕の周りの不動産投資家に聞くと、高額物件が怖いとか、借金が怖いとか言っている人はおらず、むしろ、もっと物件を買いたい、もっと融資を得たいと考えている。みんな投資規模を拡大したくて仕方がないのだ。敢えて言うのであれば、「慣れ」ながらも、常に自己の行動を反芻することだ。PDCAサイクルをどんどん回していく感覚である。
何事か分からない部分に、これまでにないような額を借りるということが、抵抗につながっているのだと思う。ベイビーステップで構わないので、少しずつ慣れていけば、後々どうして悩んでいたのかさえも分からなくなるはずだ。
本書『激務の現役医師が実践 レバレッジ不動産投資 自由になるための最速メソッド』の2章に「スケールメリット」を活かした不動産投資がいかに効率的であるか、まとめてある。もう一度読み返していただき、理解を深めていただきたい。