郊外の一軒家なら1000万円程度で購入可能!?
物件の価格ですが、低価格の物件であれば郊外の一軒家で、日本円にして1000万円程度から購入できるものがあります。また、比較的安価なコンドミニアムだと、7万ドルから8万ドル程度で購入できます。
では、実例をベースにして、物件タイプ別にその特徴を見ていきましょう。
[物件サンプル1]コンドミニアム①
コンドミニアム①の物件価格は14万5000ドル。1ドル=100円で換算した円建ての価格は1450万円で、1973年に建てられた築40年ほどの物件です。
間取りは1ベッドルーム、1バスルームで、広さは39平方メートル。それほど大きな物件ではないので、単身者が住むのに向いた物件と考えていいでしょう。
またコンドミニアム②のような、「ハイライズコンドミニアム」という高層建築のコンドミニアムもあります。
[物件サンプル2]コンドミニアム②
ここで例に挙げるタイプは、物件価格が73万9000ドル。日本円にして7390万円ですから、日本国内の相場で見てもかなり高額な物件と言えます。
しかも、1985年に建てられた物件ですから、築年数は約30年。それでも、これだけの価格を維持しているのですから、クオリティが高く、今なお人気があることを示しています。ちなみに間取りは2ベッドルーム、2バスルームとなっており、ゲストが泊まる場合も考えた造りになっています。
アパート投資の大きな魅力となる家賃収入
では次に、アパート1棟物件を見ていきましょう。
[物件サンプル3]アパート①
アパート①の価格は220万ドル。日本円にして2億2000万円です。1987年に建てられた物件なので、築年数は27年。コンドミニアムに比べると当然、坪数も広く、この物件であれば806平方メートルあります。ちなみにアパートですから部屋はすべて貸すことになり、そこから得られる大きな家賃収入が、アパート投資の魅力です。
このアパートの場合、年間の家賃収入が14万6400ドル。ここから諸経費として5万5632ドルが差し引かれ、純利益は9万768ドル。グロス利回りで6.65%、ネット利回りで4.13%のリターンが期待できます。
もうひとつ、アパート②の物件を見てみましょう。
[物件サンプル4]アパート②
価格は340万ドルですから、アパート①に比べて、さらに高額物件になります。1991年に建てられた比較的築浅の物件であることや、敷地面積が1650平方メートルもあることから、アパート①に比べてクオリティは高いと言えます。
では次回、実際の投資はどうなのかを、テキサスと同様にケースで見ていきましょう。