前回は、米国不動産投資で注目されている都市である「オースティン」と「コーパス・クリスティ」を紹介しました。今回は、テキサス不動産(アパート1棟物件)投資の事例を見ていきます。

売主の既存ローンを引き継いで購入する方法も

前回の続きです。

 

いくつかサンプルの物件をピックアップしてご紹介しましょう。


アパート①はアパート1棟物件です。部屋数は30室あり、購入価格は110万ドル。1ドル=100円で換算して1億1000万円の物件です。

 

 

[図表1]物件サンプル アパート①


もし、キャッシュが用意できない場合、「売主ファイナンス」といって、売主の既存ローンを引き継いで購入する方法もあります。


この購入価格には5万ドルの修繕費が含まれています。修繕後、物件の価格は上昇する家賃から逆算して140万ドル程度になることが期待できます。


ちなみに、この物件はダウンタウンまで車で15分、テキサス大学まで7分という、ノースセントラルというところにあります。

全米一の人口増加率を誇るサンマルコス市の物件

アパート②も、テキサス大学の近くにあるよいロケーションで、物件購入価格は160万ドル。日本円で1億6000万円という物件ですが、この物件はアパート①とは違い、修繕の必要はありません。こちらも売主ファイナンスが利用でき、その額は110万ドルです。ちなみに部屋数は16部屋です。

 

 

[図表2]物件サンプル アパート②


アパート③は、全米一の人口増加率になっているサンマルコス市の物件です。同市はオースティンとサンアントニオの中間にある都市で、テキサス州立大学には徒歩圏のロケーションです。物件購入価格は420万ドル。日本円にして4億2000万円の高額物件です。また売主ファイナンスは340万ドルです。部屋数は88室で、修繕後の物件予想価格は600万ドルです。

 

[図表3]物件サンプル アパート③


次回では、こうしたテキサスの物件にどのような人が、どういった投資をしているのか見ていきましょう。

本連載は、2014年4月25日刊行の書籍『究極の海外不動産投資』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。
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