今回は、補助金の審査基準である「資金調達の見込み」の具体的な書き方について見ていきます。※本連載は、福井泰代氏が代表取締役を務める「株式会社ナビット」が運営するWEBサイト、「助成金なう」のブログから一部を抜粋し、助成金・補助金に関する疑問や、専門用語をQ&A方式でわかりやすく紹介いたします。
補助期間に使うお金と、そのお金の準備方法を明記
補助金の審査基準として「資金調達の見込み」が問われることが多くあります。補助期間に使うお金とそのお金をどうやって用意するのかを明記する欄が設けられています。そこでは資金調達の見込みを書きこむことになります。
例えば、調達欄に金融機関からの借入1000万円と入れたとします。創業関連の補助金であれば、自己資金を1,000万円位用意されているとか、ローンを差し引いた個人の貯金が潤沢にあるのであれば、金融機関から1,000万円の借入は、それほど無理はないでしょう。
しかし、自己資金が50万円しかなく、いきなり1000万円を金融機関が貸してくれるかというとかなり無理があります。
会社や個人の体力に見合った調達法であるかも問われる
また、ものづくり補助金であれば、経常利益が2期マイナスであり、年間の売上が500万しかないとしたらどうでしょうか。金融機関が1,000万円を貸してくれる可能性は著しく低くなります。そうした場合は他からの調達の可能性を探る必要があります。
資金調達の見込みとは、会社や個人の体力に見合った調達なのかどうかということも見られるので注意してください。
株式会社ナビット
代表取締役
神奈川県箱根町生まれ。31歳で創業。有限会社「アイデアママ」の社長になる。
当時4つの発明をし、もっとも売れたのが「のりかえ便利マップ」である。
現在は日本全国73%の駅に採用されている。
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https://www.navit-j.com/service/joseikin-now/index.php
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