今回は、「中古設備」は補助の対象となるか、補助金でよく使う「経常利益」とは何かを見ていきます。※本連載は、福井泰代氏が代表取締役を務める「株式会社ナビット」が運営するWEBサイト、「助成金なう」のブログから一部を抜粋し、助成金・補助金に関する疑問や、専門用語をQ&A方式でわかりやすく紹介いたします。
ほとんどの補助金は、新品の設備が対象
ものづくり補助金の場合は単価が50万円以上の場合、相見積もりを要請しています。しかし、新品であれば、相見積もりにより、価格は絞り込むことが可能ですが、中古設備の場合は適正な市場価格の把握が難しくなります。
したがって、ほとんどの補助金申請においては、新品の設備が対象となっています。
補助金申請における経常利益は、営業外収益を含まない
通常の決算書で言う、経常利益は営業利益から営業外収益をプラスし、そこから営業外費用をマイナスしますが、補助金でよく使う「経常利益」は、営業利益-営業外費用とする場合がほとんどであり、資金調達に係る財務活動に係る費用(支払利息、新株発行費等)を含みますが、営業外収益は含みません。
会社の中には不動産を所有し、他社へ賃貸しているなど、営業外収益が大きくプラスになっているところもあります。本業では赤字ですが、経常利益はプラスといったこともあるでしょう。
しかし、補助金の「経常利益」では、営業外収益が加算されないことから、本業以外の収益の影響を除去した数値が重要視されます。
株式会社ナビット
代表取締役
神奈川県箱根町生まれ。31歳で創業。有限会社「アイデアママ」の社長になる。
当時4つの発明をし、もっとも売れたのが「のりかえ便利マップ」である。
現在は日本全国73%の駅に採用されている。
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https://www.navit-j.com/service/joseikin-now/index.php
「助成金なう」は企業様にマッチした助成金・補助金の情報提供、申請のサポート支援するサービス。全国11,187機関の助成金・補助金情報を毎週随時更新。また、他社サイトにはない全国1,558市区町の自治体案件も掲載している。全国に提携している中小企業診断士や社会保険労務士のネットワークで、企業様の助成金・補助金の申請のサポートも行う。
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