今回は、投資信託や変額保険などの購入時に、利益への課税を意識すべき理由を見ていきます。※本連載は、1億円倶楽部の主幹などを務め、年収1億円超のクライアントを多数持つ富裕層専門のカリスマ・ファイナンシャル・プランナー江上治氏の著書『給料が上がらなくても、お金が確実に増える方法を教えてもらいました。』(あさ出版刊行)の中から一部を抜粋し、お金を上手に運用するコツを会話形式でやさしく解説します。
金融商品で利益が出たら「税金」を納める必要が・・・
前回の続きです。
「ちなみに注意すべき支出はまだあるよ。利益を上げたら税金を納める必要が出てくるからね」
「ここで税金が出てくるんですね・・・」
「投資信託の場合、利潤に約20%の税金が加わる」
「えっ、20%は高いですね。10万円儲けて2万円も持ってかれるんですか!? しかも税金だと下げられないじゃないですか」
税額を考慮して「商品」を検討する手も
「まぁ税金を下げるのは無理だけど、支払う税金の額を含めて、運用商品を選ぶことはできるよね。変額保険について覚えてる?」
「たしか、死亡保障と貯蓄保険を組み合わせたような・・・」
「そう、じつは変額保険の貯蓄性の部分は、質の高いアクティブファンドが運用しているイメージで、さらに積立投信のように、毎月少額から始められるというメリットがある。さらに言えば、税金が低く抑えられるという特徴もあるんだ」
「それってメリット多くないですか? だって、利率が高くて、貯蓄性もあって、少額から始められるうえ、税金も安く抑えられるってことですよね」
「まぁ、極端なことを言えばだけどね。たとえば、生命保険の場合は次の計算式で所得がわかり、確定申告額に加算される」
(一時所得総額 - 必要経費[※1] - 50万円 [※2]) × 50%
[※1]一時所得を得るために使った金額
[※2] 特別所得控除
この話は時価に続きます。
1億円倶楽部
主幹
株式会社オフィシャル 代表取締役
有限会社佐多税理士事務所 顧問
株式会社T.F.K 顧問
日本ほめる達人協会 理事
1967年、熊本県天草市生まれ。
有名スポーツ選手から経営者まで年収1億円を超えるクライアントを50名以上抱える富裕層専門のカリスマ・ファイナンシャル・プランナー。
サラリーマン時代には大手損保会社、外資系保険会社の代理店支援営業において、新規開拓分野にて全国1位を4回受賞し、最短・最年少でマネージャーに昇格を果たす。
自身が所属した組織もすべて全国トップの成果を挙げる。
起業後は、保険営業を中心としたFP事務所を設立。
人脈ゼロ・資金ゼロから1,000名を超える顧客を開拓し、これまで新規に獲得した保険料売上は600億円超に達する。
コミッションは創業3年で業界平均の約5倍、社員3名で1億円を超え、なおも記録更新中。
指導した部下は全国7万人のセールスの中でベスト5に2回入賞。
中小企業のコンサル業務を展開し、サポートした企業の売上が1年で8倍増になるほどの成果を挙げている。
著書に『年収1億円思考』『運命転換思考 一生かかっても身につけたい5つの「働き方」改革』(経済界)、『プロフェッショナル ミリオネア― 年収1億を生む60の黄金則』(プレジデント)など多数。
著者プロフィール詳細
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