今回は、販路開拓等に活用できる「展示会関連助成金」の概要について見ていきます。※本連載は、福井泰代氏が代表取締役を務める「株式会社ナビット」が運営するWEBサイト、「助成金なう」のブログから一部を抜粋し、助成金・補助金に関する疑問や、専門用語をQ&A方式でわかりやすく紹介いたします。

展示会関連の助成金は、大きく2つに分かれる

「展示会」関連の助成金には、国、都道府県、市町村でかなり広く設けられています。

 

「展示会」関連の助成金は、大きく2つに分かれます。販路開拓等の取り組みに対して補助金が出されるものと、展示会限定で補助金が出されるものです。

都道府県や市町村によって条件が違うため、要確認

販路開拓に展示会は有効であることから、特に都道府県や市町村では助成金が設置されている場合が多く、詳しくは各都道府県、各市町村にお問い合わせください。

 

<国関連例>

 

●小規模事業者持続化補助金

持続的な経営に向けた経営計画に基づく、小規模事業者の地道な販路開拓(創意工夫による売り方やデザイン改変等)の取り組みを支援するため、それに要する経費の一部を補助するもの。補助上限額:50万円(2/3補助)なお、雇用の増加、買い物弱者対策、海外展開に関しては100万円に引き上げ。

 

●海外見本市個別出展支援事業

日本の中堅・中小企業が、新興国等への海外展開に取り組むにあたり、海外で開催される見本市・展示会に出展する際の経費の一部を助成します。見本市に参加する際の、見本市主催者から提供されるスペース料、又はスペース料を含む基礎装飾パッケージ料金(上限100万円)

 

<都道府県例>

 

●東京都 市場開拓助成事業

東京都及び公社による一定の評価又は支援を受け開発し、製品化した製品・サービス等の販路開拓のため、国内外の展示会等への出展小間料や出展に付随する経費及び新聞・雑誌等による広告費の一部を助成。300万円(助成率1/2以内)

 

●東京都 新・展示会等出展支援助成事業-販路拡大サポート事業-

将来に向けて経営基盤の強化に取り組む都内の中小企業者や、経済動向の変化によるコスト高騰等の新たな課題に直面する都内の中小企業者に対して、販路拡大による更なる経営安定化を図るため、国内外の展示会等への出展及び新聞・雑誌・Webサイト等への広告掲載に要する経費の一部を助成。150万円(2/3以内)

 

●神奈川県 欧州展示会への出展支援事業

●ちば中小企業元気づくり助成事業

 

<市町村例>

 

●横浜市 販路開拓支援事業

●さいたま市販路開拓支援事業補助金

●港区 販路拡大支援事業

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