書籍詳細

『日本の開発力を甦らせる知財DX』

日本の開発力を甦らせる知財DX

古川 智昭

出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング

発行年月:2023年4月

低迷する研究開発を救え──。
知財システム開発者が説く、知財DXの目的

いま、日本の開発力は衰退の一途を辿っています。「失われた30年」「空白の30年」といわれるように、イノベーションが進まず低迷が続く日本に、もはやかつての技術大国の面影はなくなってしまいました。

本書の著者は国内大手電機メーカーで30年にわたり、研究・開発の現場と知的財産管理の実務に携わってきた経験をもちます。そんな著者曰く、沈みゆく日本の開発力をよみがえらせるためには、革新的な発明を生み出す研究開発の環境を整備しなければなりません。

現在、現場の第一線を走り続ける研究者・技術者は無駄だらけの膨大な量の特許調査に忙殺されており、AIやシステムの活用などでDXを推進して特許調査を効率化しなければならないと考えているのです。

本書は知財DXの目的や重要性を提言したうえで、著者が独自に開発した特許調査を大幅に効率化させるシステムについて解説していきます。経営および研究・開発、知的財産管理に携わる人によっては日々の業務フローを見直すきっかけとなるものであり、最終的には、低迷する日本の発明・開発力を甦らせるための道標となる一冊です。

アイ・ピー・ファイン株式会社
代表取締役

1952年、福岡県北九州市生まれ。八幡工業高等学校卒業後、松下電器産業株式会社(現・パナソニック株式会社)入社。同社の住宅設備機器研究所等を経て、1990年住設知的財産権センター企画室長、知的財産権センター 戦略企画・IT チームリーダー。
2003年に同社を早期退職し、アイ・ピー・ファイン株式会社設立、代表取締役就任。同社の主力製品として知的財産関連業務に特化した業務効率化システム「R&D知財グループウェア“THE調査力AI”」がある。前職時代の企画・ライセンス・知財システム等全般のマルチな経験を活かし、企業の知財DXに取り組む。

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