前回は、ポルトガルの各地域の概要について取り上げました。今回は、ポルトガル不動産の賃料価格の推移について見ていきます。

ポルトガル全体で不動産価格、賃料ともに上昇中

以前の記事でも紹介したとおり、2014年頃より、ポルトガル全体において不動産価格は上昇中です。

 

2016年10月までの年間の上昇率は、ポルト(9.7%)、レイリア (7.8%)、セトゥーバル (6.5%)が中でも高い区域としてランクインしています。リスボン都市圏内では、2016年10月までの年間の上昇率はオエイラス(10.4%)、カスカイス(8.1%)、シントラ(6.6%)、リスボン市街(5.3%)と、比較的高い上昇率を見せています。

 

 

2016年の主要都市のいくつかにおける平均月額賃料、1㎡あたり平均価格、グロスの利回りは、図表1と図表2のとおりです。

 

[図表1]平均月額賃料、1㎡あたり平均価格、グロスの利回り

 

<リスボン>

 

<ポルト>

 

<セトゥーバル>

  出典:Numbeo

 

 

[図表2]1㎡あたりの平均価格の推移

 

出所:globalpropertyguide
出典:globalpropertyguide

 

また、2017年4月現在のリスボン市街地の各区域の平均不動産価格は図表3の通りです。図表1と時期、出典が違うため誤差がありますが、市街地内部の価格差を比較検討頂く際に参考にしていただければと思います。  

 

[図表3]リスボン市街地の各区域の平均不動産価格(2017年4月現在)

出典:IMO Comretissimo
出典:IMO Comretissimo

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