民間金融機関が扱うリバースモーゲージの主な分類

民間金融機関が扱うリバースモーゲージは、融資方法・返済方法・資金使途により大きく分類されます。利用者にとっては、自由に引き出しできたり、まとまった金額を一括で入手できる方が利便性は高いでしょう。

返済方法については、「毎月返済なし型」の場合、月々の支払い負担はありませんが、利息分も含めての利用限度額となるため、使える金額は小さくなってしまい一長一短となります。

資金使途については、やはり資金使途自由な方が使い勝手は圧倒的に良いといえます
（ただし、事業性目的では使用できない商品が多い）。

 

まだ使い勝手が良いとはいえない商品も多いが・・・

リバースモーゲージは、取り扱う金融機関により対象エリアが限定されていたり、自宅の担保評価が一定以上でないと対象とならなかったり、とまだまだ使い勝手が良いとはいえないのが現状です。そんな中、東京スター銀行のリバースモーゲージ「充実人生」は、主に以下のような点において、他の民間金融機関が提供する商品と比較して使いやすいとご評価いただいています（顧客満足度も94％と高水準 〈2015年東京スター銀行調べ〉）。

 

★活用事例

実際にリバースモーゲージをご利用されている方の具体例をご紹介します（東京スター銀行の例）。

【住宅ローン借り換えの例】

Aさん：神奈川県（戸建て）、63歳男性

妻（54歳）との2人暮らし。子どもなし。夫は定年後の再雇用で就業中だが、雇用条件の変更があり、給与は7割に減少。ボーナスも減。住宅ローン残が800万円あり、定年（60歳）時に退職金が出たものの、一括返済してしまうと今後の生活に不安があり悩んでいた。

東京スター銀行のリバースモーゲージで住宅ローン（800万円）を借り換え、月々の返済が軽減。元々の貯蓄は温存し、さらに預金もできるようになった。今後の家屋修繕費や老後の医療費などの備えにも。

【マンションへの住み替えの例】

Bさん：神奈川県（戸建て）、90歳女性

1人暮らし。子どもは息子1人で近隣に居住。高齢に伴い現在の住まいの近くで駅徒歩1分のタワーマンション（購入価格6,500万円）へ住み替えを希望。現在の自宅（戸建て）は住み替え後に売却意向であった。

自宅の売却予定額も7,500万円と、マンション購入価格を上回る査定ではあったが、住み替えるまでのつなぎ資金として、手元資金（2,000万円）では足らず、リバースモーゲージの利用を検討。

住み替え先のタワーマンションを担保にリバースモーゲージをご利用。手元資金と合わせてマンションへの住み替えを実現。その後元のご自宅を売却し、売却金は普通預金に入金することで利息の支払いを抑えることができ、満足いただいている。

【一般的な例】

Cさん：千葉県（戸建て）、72才男性

妻（68歳）との2人暮らし。子ども2人。娘は病気で他界（結婚して孫あり）、息子（独身）は独立。

息子が賃貸物件に居住しているため、将来の同居も見据え、マンション購入を検討。手元の貯蓄のみでの購入では不足もあり（＋将来の不安）、東京スター銀行のリバースモーゲージを契約。借入金額のうち、マンション購入費として300万円ほどを使用。

今後は夫婦での旅行などでも活用したい。

【アクティブシニアの例】

Dさん：東京都（マンション）、70代男性

妻（50代）との2人暮らし。子どもなし。夫は現役時代役員をしていたが、想定より早期に退職。夫婦に年齢差があるため、夫は自分の死後の妻の生活を心配していた。

住宅ローン残2,000万円ほど。残り3年ほどで完済の予定だが、月々の負担は大きかった。夫のライフワーク（スポーツ活動）で、全国色々な場所へ遠征もあり、出費も多い家計。

自宅は都心マンション。便利な場所だし住み続けたい。生活水準の維持、ライフワークの継続などのご希望あり。東京スター銀行のリバースモーゲージで住宅ローンを完済。元々の貯蓄にリバースモーゲージの資金で老後の不安を解消、夫婦で活動的に生活。

【要介護の例】

Eさん：男性

「充実人生」ご利用者とすでに近所付き合いがあり、共にガンを患っているという共通点あり。治療費等資金面で不安なこともあり、その利用者からの紹介で「充実人生」を利用することに。

融資開始後2年もたたずに他界するも、お金の心配をすることなく、闘病できたことを妻、息子より感謝される（夫他界後に自己資金にて完済、契約終了）。