リバースモーゲージで調達できる老後資金の額は?

前回は、リバースモーゲージ市場を取り巻く日本の環境について解説しました。今回は、60歳~90歳までの間に必要となる、年金以外の老後資金の額と、リバースモーゲージによって調達できる金額の目安を見ていきます。

平均77歳で「老後資金」が底をつく!?

60歳~90歳では、平均で3,000万円が必要(下記図表1参照)と言われていますが、60代の「ネット貯蓄(貯蓄-負債)」は、2,173万円(下記図表2参照)となり、平均77歳で資金がなくなる計算になります。

 

<算式>

(2,173万円-1,590万円)÷(4.1万円×12ヵ月)+65歳=77歳

 

[図表1]老後必要な資金

 

出所:総務省「家計調査報告」(平成22年)をもとに作成
出所:総務省「家計調査報告」(平成22年)をもとに作成

60歳から90歳までの間、年金以外に3000万円必要に!

 

[図表2]年代別貯蓄と負債の状況

資料:総務省「家計調査(二人以上の世帯)」(平成26年)出典:2016年版 高齢社会白書(内閣府)
資料:総務省「家計調査(二人以上の世帯)」(平成26年)
出所:2016年版 高齢社会白書(内閣府)

60代のネット貯蓄は2,173万円。一方、持家率は60歳以上で90%超!

 

 

仮にリバースモーゲージで2,000万円調達した場合、118歳まで資金を確保することができます。

 

<算式>

(2,173万円-1,590万円+2,000万円)÷(4.1万円×12ヵ月)+65歳= 118歳

 

リバースモーゲージを活用することで、「動かない資産」といわれる自宅不動産を現金化することができ、手元資金にゆとりを持って老後生活を送ることも夢ではないのです。

生活費以外の利用も…潜在的な市場規模は「700兆円」

東京スター銀行は、リバースモーゲージの取り扱いを開始して11年半ほどになります。お客さまのご利用目的を確認すると、やはり年金の不足額を補う生活資金としての利用が多いですが、最近では、住宅ローン返済やリフォーム、趣味・旅行、相続、別荘購入といった資金ニーズも増加傾向にあります。

 

[図表3]資金の使用目的

※2016年1月までの融資実行分
※2016年1月までの融資実行分

 

リバースモーゲージの市場規模には諸説ありますが、個人が保有する不動産資産のうち、住宅ローン借り入れ中でない約700兆円が潜在的な市場規模ともいえます。なお、家計の金融資産額は約1,695兆円(2014年12月末)となっています。

 

 家計の非金融資産(不動産・住宅等):約1,026兆円

 家計の負債:約307兆円

 潜在市場規模:約719兆円

出所:内閣府「国民経済計算」(2014年12月末)

株式会社東京スター銀行 個人金融部門 ローン営業部 部長

商品開発部門で各種ローン商品の企画・開発を担当。2015年よりローン営業部でローン営業業務全般を統括。
リバースモーゲージにおいては、業界トップの実績や10年超の顧客基盤を持つ知見を活かし、その普及・発展を積極的に推進している。

●東京スター銀行 新型リバースモーゲージ「充実人生」
http://www.tokyostarbank.co.jp/products/loan/homeloan_jyujitsu/index.html?from=top

著者紹介

連載自宅を活用して老後の勝ち組に――リバースモーゲージの最新事情

 

 

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