対策2:数百円の買い物でもレシートや領収書を保管する
2つ目は、少額の買い物であっても、レシートや領収書をすべて保管する習慣を持つことです。
「数百円の買い物まで記録する必要があるの?」と思うかもしれませんが、こうした小さな積み重ねが、あとから非常に重要になります。
細かな支出ほど使い道がわからなくなりがちで、そこが疑いの元となるケースも多いのです。
例えば、ドラッグストア等で、親のための飲み物や介護食、ウェットティッシュなどを購入しても、レシートが残っていなければ、あとから内容を確認することができません。
そのため、面倒に感じても「1円単位で証拠を残す」という気持ちで、できる限り細かな支出まで証拠を残しておくことが大切なのです。
お勧めは、レシートや領収書を日付順にクリアファイルなどに入れて保管する方法です。几帳面に整理できなくても、まずは捨てずに残すことを意識しましょう。
現在は、AIなどを活用してレシートを管理するツールもあります。介護サービスの利用明細や薬局のレシートなども含め、細かな記録を残しておくことが、後々、自分を守ることにつながります。
対策3:介護日記をつけ、日々の行動を記録する
3つ目は、介護日記をつけることです。
ここでいう介護日記は、日々の出来事を綴るだけの日記ではなく、親のために何をしたのかを記録する「行動記録」です。
なぜ重要なのかというと、通帳の履歴だけでは、本当に親のために使った支出なのか判断しきれない可能性があるからです。
たとえば、通帳に「5月10日、ATMで2万円出金」と記録されているだけでは、そのお金を何に使ったのかわかりません。
一方で、介護日記に「5月10日、〇〇病院への通院でタクシー代4,000円、診察費用8,000円…」と記録されていれば、出金・支出と実際の行動を結びつけて説明しやすくなります。
こうした記録は、実際にトラブルへ発展したときにも有効です。口座やレシートの管理がトラブルを未然に防ぐための対策だとすれば、介護日記や行動記録は、問題が起きた後に自分の行動を説明するための重要な資料になります。
また、ケアマネジャーとの連絡帳やデイサービスの利用票、介護記録なども一緒に保管しておくと、介護の実態を示す資料として役立ちます。
