(※画像はイメージです/PIXTA)

中小企業の事業承継で大きな課題となる自社株(取引相場のない株式)の評価。長年運用されてきた評価ルールについて、会計検査院が評価方式による価格差などを指摘し、見直しに向けた検討が進められています。今後の制度改正によっては、自社株の評価額が上昇し、相続税や贈与税の負担が増える可能性もあります。経営者が今から確認しておきたい制度見直しの論点と、事業承継に向けた対策について、公認会計士の岸田康雄氏がわかりやすく解説します。

事業承継に向けて今からできる3つの対策

評価制度の見直しが進むなか、経営者は改正内容の確定を待つだけでなく、現行制度の下で自社の状況を把握しておくことが重要です。

 

第一に、自社株の評価額を確認することです。 現行ルールに基づく評価額を算出し、評価方法の変更によってどの程度影響を受ける可能性があるのか、税理士などの専門家と確認しておきましょう。

 

第二に、事業承継税制の活用を検討することです。 法人版事業承継税制の特例措置には、計画の提出期限や贈与・相続の適用期限が設けられています。特例措置の利用を検討している場合は、それぞれの期限と要件を確認し、早めに準備を進める必要があります。

 

第三に、納税資金を確保することです。 自社株の評価額が上昇した場合、相続税の負担が増える可能性があります。役員退職金や自己株式の取得なども選択肢として検討しつつ、会社の資金繰りや財務への影響を踏まえた対策が求められます。

節税だけでなく、円滑な事業承継を見据える

自社株評価の見直しは、中小企業の事業承継に大きな影響を及ぼす可能性があります。ただし、制度改正の内容や適用時期は、今後の検討や税制改正の動向を確認する必要があります。

 

経営者に求められるのは、未確定の情報に過度に反応することではなく、自社株の評価額や納税資金、後継者への株式移転の方法を早めに把握しておくことです。

 

制度が変わってから慌てないためにも、現行制度を前提とした事業承継計画を点検し、将来の変更にも対応できる準備を進めておくことが重要です。

 

岸田 康雄

公認会計士/税理士/行政書士/宅地建物取引士/中小企業診断士/1級ファイナンシャル・プランニング技能士/国際公認投資アナリスト(日本証券アナリスト協会認定)

 

★自社株評価の最新情報を知りたければこちらをチェック!

【非上場株式 評価】2028年に自社株評価が激変!相続税急増の危険を回避するために今すぐ取り組むべき対策【必見】

動画はこちら>>>

 

★究極の節税方法株特外しについてはこちらをチェック

【株特外し】株式保有特定会社に係る富裕層の自社株対策を不動産から生命保険まで全て解説しよう!
動画はこちら>>>

 

★不動産の相続英対策を知りたければこちらをチェック!

【警告】相続税は「10人に1人」の時代へ!現金・預貯金をタワマン(不動産)に変える最強の相続対策・資産防衛術

動画はこちら>>>

 

 

【関連記事】

■月20万円もらえるはずが…45歳・サラリーマン「ねんきん定期便」に抱いた違和感。「年金ルール」知らずにそのまま20年…65歳で受け取ることになる年金額に唖然「何かの間違いでは?」

 

■「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

 

 

 

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧