〈登場人物〉
教わる人……まねきミケ子
会社員(32歳)。同い年の自営業(イラストレーター)の夫と3歳の子どもとの3人暮らし。お金のことはやや無頓着。最近、将来の子どもの教育費や老後の資金が心配になり、お金の専門家のフジコ先生に相談している。
教える人……フジコ先生
ファイナンシャル・プランナーの資格を持つ経済の専門家。経済ジャーナリストと「お金のことを誰よりもわかりやすく発信する」をモットーに、暮らしに役立つ最新情報をあらゆるメディアで解説している。投資初心者のミケ子さんに、やさしく丁寧にお金の増やし方を伝授していく。
20代会社員・独身なら、まずは月5000円からスタート
POINT
□手取りの2~3カ月分の定期預金は手元に確保し、解約しやすいNISAの「つみたて投資枠」でスタート
□毎月5000円の投資は1本に集中しても、5本などに分けてみてもOK
フジコ先生:ここからは、年代別・職業別のNISA、iDeCoの組み合わせ方について具体的に見ていきましょう。まずは、20代会社員・独身の場合です。
ミケ子:この時期は、自分のためだけにお金を使える貴重な時期ですよね。つい使いすぎちゃうけど……。
フジコ先生:とってもわかります! しかし、この時期は、家族や子どももいないため、自分で稼いだお金を自分でコントロールできる「人生最大の貯め時」なんです。ただし、まだ収入が少ない場合には、最低でも手取り月収の2~3カ月分を定期預金などで貯めてから、投資を始めるようにしましょう。
ミケ子:まずは貯蓄ということですね。
フジコ先生:また、無理のない範囲で投資額を設定することも大切です。まずはNISAの「つみたて投資枠」で毎月5000円から始めましょう。
ミケ子:毎月5000円なら、まだ収入の少ない20代でも気軽に積み立てることができますね! では、具体的にどんな投資信託で運用すればよいのでしょうか?
フジコ先生:手間をかけずに1本ですませたいという場合には、図表1の【1本集中派】のように全世界株式型100%で問題ありません。
ミケ子:投資初心者には1本のほうが楽そうで、いいですね。
フジコ先生:一方で、投資に興味があり、いろいろ試してみたいということなら、図表1の【いろいろお試し派】のように1000円ずつ5本の投資信託に積み立てるのもアリです。例えば、ここで組み込まれている全世界中小型株式は、リスクがある一方で値動きも大きいタイプ。こういう商品に触れておくことで投資の勉強にもなります。
ミケ子:早くから投資のイロハを学んでおくのも重要ですね。



