2026年8月までの5年間の「物価上昇判断DI」と「暮らし向き判断DI」の相関係数はマイナス幅小さく
消費者マインドアンケート調査の暮らし向き判断DIと物価上昇判断DIの相関係数は2016年9月から2021年8月までの最初の5年間は0.01と無相関でしたが、2021年9月から2026年6月までの最近の4年10ヵ月間では▲0.64229のマイナスで逆相関の関係がありました。
2ヵ月経った2021年9月から2026年8月までの最近の5年間の相関係数は▲0.59032とマイナスが小さくなり、逆相関の関係がやや弱くなりました。
なお、将来的に日銀が目指す物価目標である消費者物価指数前年比+2%が安定的に実現した場合、物価上昇判断DIは全員が「やや上昇」を選択するときの75.0程度になることが期待されます。
中東情勢緊迫化の影響で4月下旬、原油・粗油の輸入価格は初の13万円/KL台に。その後は10万~12万円/KL台の高値安定で推移、7月下旬には11.3万円/KLへ
原油価格などは、足元の物価上昇要因です。中東情勢緊迫化から3月までは6万円/KL台だった貿易統計・原油及び粗油の輸入価格が4月上旬83,257円/KL、4月中旬94,961円/KLと急激に上昇し、4月下旬には130,546円/KLの最高値を記録しました。
その後、5月上旬から7月下旬まで10万~12万円/KL台で高値圏ではあるものの安定的に推移し、7月下旬は113,067円/KLになりました。中東情勢の先行きは不透明で、先行きエネルギー価格の上昇と、さまざまな商品の価格上昇が懸念されるところです。
なお、7月の輸入数量・前年比は旬によりプラス・マイナス両方ありますが、7月月間分では前年同月比+5.5%と4ヵ月ぶりに増加に転じました。
スーパーでのコメ価格・前年同週比は24週連続マイナス基調、今後も継続の見込み
スーパーでのコメ価格の平均価格は、25年6⽉以降、随意契約による政府備蓄⽶の流通で低下した後、新⽶の出回り等を背景に上昇し9⽉以降は4,000円/5kgを上回る水準で推移しましたが、3月9日~15日の週で5キロの平均価格が3,980円/5kgと28週ぶりに4,000円台を割り込みました。8⽉10⽇~16日の週で平均価格は3,211円/5Kgまで低下しました。23週連続で5キロの平均価格が3,000円台です。
スーパーでのコメ価格の平均価格の前年同週比は、3月2日~8日の週で▲1.6%と前年比マイナスになりましたが、その後、8⽉10⽇~16日の週の▲15.6%まで24週連続でマイナスになっています。
レギュラーガソリンの店頭価格は、中東情勢の影響により一時的に3月16日時点で190.8円/Lと過去最高を更新し、前年比は+3.4%と一時的にプラスに転じました。政府は価格上昇を受け、3月19日からガソリンの補助金を開始し、レギュラーガソリンの店頭価格を1リットルあたり170円/L程度に抑えるようにしているので、前年比はマイナスに転じました。直近の8月17日時点のレギュラーガソリンの全国平均価格は169.8円/Lで、前年比▲2.8%となりました。
足元のコメとガソリンは前年比低下傾向にあります。
※ガソリン価格の実際の調査日は月曜日が祝日だと火曜日。
(出所)資源エネルギー庁、農水省



