あと5センチで即死だった事故で手にした「保険金1500万円」で株を始めて大損。借金1500万円、親の老後資金にまで手を付けた60代元大学教授…どん底から“利息付きで全額回収”できた理由

あと5センチで即死だった事故で手にした「保険金1500万円」で株を始めて大損。借金1500万円、親の老後資金にまで手を付けた60代元大学教授…どん底から“利息付きで全額回収”できた理由
(※写真はイメージです/PIXTA)

投資の大失敗や突然の出費など、人生における「お金のピンチ」は誰にでも訪れます。40代で億り人となった元大学教授・榊原正幸氏は、シュンペーターの経済学概念を応用した「私流の創造的破壊」という思考法を提示します。それは、一見絶望的に思える大損や人生の挫折こそが、その後の大きな資産を築くための「不可欠なお膳立て」になるという考え方です。絶望的な状況からいかにして立ち直り、お金と人生の主導権を取り戻すか。同氏の著書『60歳までに億り人になる思考法 なぜ富裕層は好んで借金をするのか?』(PHP)より、お金の失敗を成功へのエネルギーに変える思考法を解き明かします。

父親の老後のための土地を手放す羽目になった超絶・親不孝

そこから、その銘柄の株価は鬼のように上昇していき、母親に頼んで、銀行から借金をしてまで、いわゆる「追い証」を入れまくったのです。しかし、仕手株化した株価の上昇力は半端ではなく、株価が「3890円」になったところで、力尽きて玉砕。

 

5000万円の自己資金はゼロになり、残ったのは銀行からの借金1500万円。この1500万円は父親が老後に別荘暮らしをしようと思って買ってあった、三重県長島町の温泉付きの土地を担保にして借りたものだったので、その土地を手放す羽目になりました。超絶・親不孝です。

 

せめてもの救いは、その時点でも、不動産市況はまだバブっていたため、その長島町の土地は、最高値で売れたことですが、そんなことよりも、この大破綻劇は、それはそれは壮絶なものでした。

 

一時は、本気で首をくくろうかと思い詰めるところまでいきました。

 

「3年前に、バイクの大事故では命拾いをしたけれど、もはやこれまでか。あの事故から3年も生き長らえることができて、やっぱり儲けものだったではないか。だから、ボクの人生をここで終わらせても、3年くらい得したじゃないか」と思ったものです。

 

しかし、「それでは、さらに究極の親不孝になってしまうではないか!」ということにも気づいたので、なんとか思いとどまりました。そして、その時に、心に固く誓ったのです。

 

「この大損は、必ずや取り返してやる! この大損は、証券取引所に預託金として預けただけだ。利息をヤマほど付けて、必ずや引き出してやるゾ!!」

 

あの時の仕手株の空売りで焼け野原になったという経験があったからこそ、この執念を燃やすことができたのです

 

そして、この執念があったおかげで、私は現在までに株式投資で、ある程度の財を成すことができたのだと確信しています。最後に、あの時の大損は、預託金として預けた証券取引所から利息をヤマほど付けて、とっくの昔に取り返した、ということを付言します。

 

 

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※本連載は、榊原 正幸氏の著書『60歳までに億り人になる思考法 なぜ富裕層は好んで借金をするのか?』(PHP)より一部を抜粋・再編集したものです。

60歳までに億り人になる思考法 なぜ富裕層は好んで借金をするのか?

60歳までに億り人になる思考法 なぜ富裕層は好んで借金をするのか?

榊原 正幸

PHP

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