「給料は家計に入れません」年収650万円・31歳女性、夫を利用して〈5,000万円のタワマン〉を購入→貯金・キャリア・家を失う末路【FPが解説】

「給料は家計に入れません」年収650万円・31歳女性、夫を利用して〈5,000万円のタワマン〉を購入→貯金・キャリア・家を失う末路【FPが解説】
(※画像はイメージです/PIXTA)

家計に余裕がないまま投資や住宅ローン返済に資金を回し、不測の事態によってマネープランが崩壊してしまうケースは少なくありません。「円の価値が下がるから現金を持たないほうがいい」という風潮もありますが、いざというときに備える「生活防衛資金」の確保は不可欠です。本記事では、住宅購入時に見落としがちなリスクと現金を優先して守るための具体的な対策について、1級FPの大泉稔氏が事例を交えて解説します。

「一人暮らし」は不利…住宅コストの実質負担

次に住宅コストに焦点を当ててみます。賃貸住宅の場合、同居人数が多いほど1人当たりの実質的な家賃負担は安くなります。だからこそ、賃貸アパートや賃貸マンションなどの投資用物件には、単身者(1人暮らし)用の物件が多いわけです。

 

LIFULL HOME'Sの調査によると、2025年時点で平均家賃は以下のようになっています。

 

シングル向け:11万9,004円(÷1人=1人当たり11万9,004円)

カップル向け:17万9,192円(÷2人=1人当たり8万9,596円)

ファミリー向け:24万7,375円(÷3人=1人当たり8万2,458円)

 

ファミリーの場合は全員に勤労所得があるとは限りませんが、この考え方は分譲マンションにも当てはまります。つまり単身者用のマンションよりも、カップル向けのマンションを買ったほうが、1人当たりの実質的な負担は安くなると考えられます。

優先すべきは現金…最低6ヵ月分の「生活防衛資金」を確保

サヤカさんのケースは、「貯金無し」「一人暮らし」「社内不倫によるトラブル」が重なり、住宅という視点で見ると最も不利な状況でした。

 

不測の事態に備えるためにも、住宅ローンの返済額や管理費、固定資産税などの維持費を合わせた「計6ヵ月分」の現金を手元に残しておくことが望ましいでしょう。もちろん、もっと多い金額を貯めておくに越したことはありません。

 

そして理由はなんであれ、大きく減収した、大きな支出があったなどの場合は、返済を延滞(ジャンプ)する前に、すぐ金融機関へ相談することが重要です。無断で延滞すると、金利の優遇措置が取り消されるおそれもあります。

 

また、住宅ローンは返済期間を長めに設定し、毎月の返済額を抑えて手元に現金を残すスタンスをおすすめします。繰り上げ返済をする場合も「期間短縮」ではなく「返済額軽減」を選べば、家計やメンタル面での余裕を保ちやすくなります。

 

住宅ローンには団体信用生命保険(団信)もあるため、手元の現金を確保することを優先して考えましょう。

 

 

大泉 稔

1級ファイナンシャルプランナー

 

【関連記事】

■月20万円もらえるはずが…45歳・サラリーマン「ねんきん定期便」に抱いた違和感。「年金ルール」知らずにそのまま20年…65歳で受け取ることになる年金額に唖然「何かの間違いでは?」

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

 

 

【注目のセミナー情報】​​​

【事業投資】8月19日(水)オンライン開催
「信頼と安心」のブランド力を活かした
『ECCの個別指導塾ベストワン』という選択

 

【事業投資】8月22日(土)オンライン開催
ドバイ発「ダイヤモンド事業投資」の最新事情
原石から製品まで一貫管理の独自スキームを公開

 

※個人情報保護の観点から、登場人物の情報を一部変更しています。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧