まずは月5万円以上の副業で「個人事業主」になる
ノーマン(2つ以上の自分を持つ)になり、「サラリーマンを副業とする」ことは、「個人事業主となり、2つ以上の収入を確定申告する人」になることです。副業を開始する時、「サラリーマンは副業にする」と自分に言い聞かせて下さい。
最初にサラリーマンの平均年収500万円の10年分の5000万円の資産を取得し、最終的に20年分以上の1億円の資産形成を融資によって実現しましょう。
年齢によりその重みは異なりますが、20年分の給与所得に相当する資産の形成に成功できれば、持続可能な高い生活水準の人生を享受することができます。1億円の資産形成をするために3つのステップを実行していきましょう。
月5万円を稼げる副業を始めて年間60万円の収入を目指し、副業するもう1人の自分に新しい名前を命名し、個人事業の「屋号」(例:副業商会、オフィス副業など)を決めて、実際に副業を始める月より前に、個人事業の開業届を税務署に提出して下さい。
最初は、多くの場合副業の売上から経費を差し引くと大赤字になるはずです。そのために「仕方なくサラリーマンを生活の糧にしている」という考えを持ちましょう。
例えば年収700万円のサラリーマンが納めた源泉所得税は確定申告をして還付請求すると、5月に返還を受けることができます。さらに翌年の住民税率も削減され、その合計額は年間50万円以上になるはずです。
個人事業の創業期は赤字になりますが、個人事業主には赤字分と給与収入を損益通算できる仕組みが税法上存在しています。
そして、いくつかの副業を試しながら2年目には副業で年間100万円以上稼げるようになるようにし、次に自分がいなくても自立稼働できるオーナー型の副業を目指して下さい。オーナー型にできなくても、3年で蓄財300万円~ 500万円を目指しましょう。
住宅ローンは「事業用不動産」が生むお金で返済!?
☆第2ステップ 5000万円の資産形成は3年目をめどに行う
副業で蓄財が300万円~ 500万円になったら、5000万円の資産となる住宅ローンをできるだけ頭金ゼロで借りて、自宅と事業用不動産を同時期に購入して下さい。
私の年収では無理なんて思わないで下さい。ローンを使って2500万円の資産を2つ買うのです。不動産は借金ではありません。5000万円のローンは35年後あなたの資産になるのです。
つまり、あなたは頭金0円で、諸経費(300万円〜500万円)だけ支払えば5000万円の資産を取得できるのです。
銀行は審査した結果、購入する不動産を担保にお金の貸し出しを判断していますから、不動産の資産価値に自信を持ちましょう、万が一があっても、現物の不動産が借金の大半を返済してくれるでしょう。
自宅はお金を生みませんが、事業用不動産はお金を生み出します。一般に多くの人々は自宅しか買わないから、ローンを返すのが大変になるのです。「住宅ローンは不動産で返す」ものなのです。
私の友人Rは、たまプラーザ駅から徒歩18分のところに、3500万円で4LDK 100㎡の新築戸建てを購入し、同時に1500万円で池袋に表面利回り7.2%(利回り=年間賃料÷取得価格)の中古のワンルームマンションを買いました。
新築戸建ての住宅ローン返済額は、毎月98,799円。一方の中古のワンルームマンションは、毎月42,342円の返済額ですが、家賃収入90,000円−返済42,342円−管理費7,000円= 40,658円(年間約49万円)の手取りの家賃収入ができるので、新築戸建ても合わせて住宅ローンの返済は58,141円に軽減されます。
ここで重要なことは、後述する低金利で長期の住宅ローンで双方を購入することです。私は都心に4つのタワーマンションと1つのワンルームを所有していますが、全部長期の住宅ローンです。しかも、団体生命保険がついているので、保険金額の合計は2億円以上になります。
不動産を購入すると生命保険に加入する必要がなくなるため、貯蓄型の医療保険だけで済み、年金も不動産の資産と家賃収入が貯蓄されるので家計は安泰になります。