「もう振り込まなくて大丈夫だ」父から届いた最後のメッセージ…。〈月4万円の仕送り〉を続けた48歳息子、実家で見つけた“封筒の中身”に呆然

「もう振り込まなくて大丈夫だ」父から届いた最後のメッセージ…。〈月4万円の仕送り〉を続けた48歳息子、実家で見つけた“封筒の中身”に呆然
(※写真はイメージです/PIXTA)

高齢の親へ仕送りをしている子どもは少なくありません。生活費の補助、医療費、家の修繕費など、理由は家庭によってさまざまです。しかし、親が本当に何に困っているのか、仕送りがどう使われているのかまでは見えにくいものです。親の遠慮や意地が、家族のすれ違いを深めてしまうこともあります。

助けていたつもりだったのに…封筒が教えた父の本音

正男さんは、最初こそ生活費の不足で仕送りを頼みました。しかし途中からは、使い切ることができなくなっていたようです。息子の家計が苦しいことを知りながら、いったん始まった仕送りを自分から断れなかった。助けてもらっている立場で、弱音も本音も言えなかったのです。

 

手紙には、月4万円を受け取るたびにありがたさと申し訳なさが増していったことが書かれていました。正男さんはその一部を生活費に使い、残りを「拓也に戻すお金」として取っておきました。「もう振り込まなくて大丈夫だ」という最後のメッセージは、父なりに息子を解放しようとした言葉だったのです。

 

内閣府『令和7年版高齢社会白書』によると、2025年時点で、65歳以上人口に占める一人暮らしの割合は男性18.3%、女性25.4%と推計されています。一人暮らしの高齢者が増えるなか、家計の不安や孤独を子どもにどう伝えるかは難しい問題です。親子であっても、お金の話には遠慮やプライドが入り込みます。

 

拓也さんは、封筒の中のお金を見ても喜べませんでした。むしろ、父がどれほど遠慮しながら受け取っていたのかを思い、胸が苦しくなりました。

 

「もっと早く、ちゃんと話せばよかった」

 

仕送りは、親を助ける大切な手段です。何に困っているのか、どのくらい必要なのか、ほかに使える制度や相談先はないのか。家計の話を避けずに確認することが、親子双方を守ることにつながります。

 

拓也さんはその後、父が残したお金の一部を仏壇や実家の整理費用に使い、残りは自分の子どもの教育費として取っておくことにしました。拓也さんは、感謝と後悔の両方を抱えながら、父の手紙を今も大切に保管しています。

 

 

 

 

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