衛星通信はあくまで海底ケーブルの“セーフティネット”
衛星コンステレーションは海底ケーブルのセーフティネットだ。帯域コスト、遅延の安定性、大口法人向けSLAのいずれにおいても、海底ケーブル経由の地上回線が通信の主幹であることは変わらない。
衛星通信の戦略的価値は、予備回線と到達困難地域の補完にある。TeleGeographyが2025年開催の海底光ケーブル技術国際会議SubOpticで示した試算によれば、海底ケーブル1本の建設費約5.2億ドルで480Tbpsの帯域が得られるのに対し、Starlinkコンステレーション全体の投資額150億ドルで得られる長距離バックボーン代替としての推定実効帯域は約5Tbps2。
ビットあたりコストの差は2768倍に達する。衛星が海底ケーブルを代替する日は、技術的にも経済的にも遠い。
白畑 真
さくらインターネット株式会社
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