公園でお昼を食べるのが日課…年金生活を送る70歳女性の日常
氏名……野坂英子(70歳)
現住所……東京都江戸川区 家族構成……単身、息子夫婦は千葉県船橋市在住
年金額……約12万6000円
その他の収入……なし、預貯金から1万5000円~2万円補填
住居形態……賃貸、都営住宅 維持費……家賃2万3000円
健康状態……たまに腰痛、膝痛が出るが慢性疾患はなし
児童公園にある東屋風の休憩所。3週間前からここでお昼ご飯を食べるのが野坂さんの日課だ。今日のお昼は自宅で作ってきた玉子サンドとバナナ、飲み物は保温水筒に入っている玄米茶。天気の悪い日、風の強い日以外はほぼ毎日ここに来ている。
「わたし、都営アパートで暮らしているんですが、部屋の前に別棟があるものだから10月から春のお彼岸頃までは日当たりが悪いのよ。カビでも生えたら嫌じゃない。家に居るだけじゃ誰とも話さないでしょ。それじゃ認知症になってしまいそうだからなるべく外に出るようにしているんです」
団地内には顔見知りで挨拶を交わす程度の人が何人かいるが、互いの部屋を行き来するとか一緒にどこかへ出かけるような親しい人はいないということだ。
今年70歳になった野坂さんは年金生活者。1か月当たり約12万6000円の年金を受給して、都営アパートで一人暮らしをしている。
「生活に余裕があるというわけではない。倹約することに腐心する毎日だけど、今のところはそれほどつらくはない。貧乏暮らしが長いと生活の知恵というものがいろいろ身に付くんです。先のことは分からないけど、他人様にやっかいをかけないようにしたいわね」

