ウォーレン・バフェット氏がアメリカ不動産企業の株を約18億ドル分購入したというニュースを受けて、不動産は今後注目すべき分野となりそうです。では、不動産株と同じく、現物の不動産についても「買い」と言えるのでしょうか。本記事では、ジム・ロジャーズ氏の著書『大暴落前夜 狂宴バブル後の生き抜き方、資産の守り方』(プレジデント社)より一部を抜粋・編集し、住宅ローンの金利が生活に与える影響をもとに、不動産購入に安易に手を出してはいけない理由を解説します。
「本当に価値のある物件」を見つけるには、相応の知識と調査が必要
日本については、東京都心の不動産価格はすでに高水準にあると思う。東京23区の新築マンション平均価格は1億3000万円を超え、中古マンションでさえ1億円を突破したという。
「もっと上がる」「今しかない」と安易に飛びつくのは危険である。もちろん、中には優良物件が存在し、良心的な業者もいるだろう。ただし、それを見つけるには相応の知識と調査が不可欠である。
日本は1990年代に不動産バブルを経験した。バブルの崩壊から数十年が経過したが、依然として一部地域には「本当に価値のある物件」が残っている。重要なのは、適切な場所で、適切な物件を、適切なタイミングで購入することだ。
ジム・ロジャーズ
投資家
1942年 米国アラバマ州出身。イェール大学、オックスフォード大学修了。
米陸軍従事後、ウォール街で働く。ジョージ・ソロスと国際投資会社クォンタム・ファンドを共同で設立。10年間で4200%の驚異的リターンを実現。37歳で引退後、コロンビア大学で教鞭を執るかたわら世界を旅する。1998年、商品先物市場の指数である「ロジャーズ国際コモディティ指数」を創設。2007年よりシンガポール在住。ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並び、世界3大投資家と称される。
『世界大激変 混乱する世界をどう読むか』(東洋経済新報社)、『「日銀」が日本を滅ぼす 世界3大投資家が警告する日本の未来』(SB新書)、『大暴落』(プレジデント社)など、著書多数。
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