(※写真はイメージです/PIXTA)

人生で一番大きい買い物ともいわれる住宅の購入。自分の家を持つという喜びに加えて、賃貸にはない設備。魅力が多い一方で、入居後に思わぬ問題に直面し、「こんなはずじゃなかった」と後悔するケースも少なくないようです。なかには、毎日の生活そのものが苦痛になり、「人生最大の買い物」が「悲しすぎる買い物」に変わってしまう人も――。

駅徒歩5分・2LDKの「理想のマイホーム」を手に入れた夫婦

「あんなに満足していた我が家が、今や地獄です」

 

都内のIT企業に勤める会社員・内藤さん(38歳)は3年前、同い年の妻と結婚。賃貸マンションに暮らしていましたが、自分たちのライフスタイルに合った、一生モノの拠点を構えようと、マイホームの購入を決意しました。

 

「僕たちは子どもを持たない選択(DINKS)をしています。だから広い戸建ては必要ない。老後まで快適に暮らせる『駅近でコンパクトな利便性』を最優先にしました」

 

家を探し始めて約1年。ようやく見つけたのは、住み慣れたエリアにある駅徒歩5分、築4年の築浅中古マンションでした。2人の在宅勤務スペースも確保できる完璧な間取りです。

 

2LDKで価格は4,800万円。頭金500万円で30年ローンを組みました。返済額と修繕積立金、管理費を含めると毎月の住宅費は約17万円。将来のライフプランを何度もシミュレーションし、「夫婦で働き続ければ支払える」と返済計画を立てました。

 

「これ以上ない理想の物件に出会えたと、夫婦で手を取り合って喜びました。内覧のその日に申し込みを済ませたほど。一生ここに住もうねと、ワクワクしていたんです」

 

しかし、そんな最高のスタートからわずか1年半後、平穏だった2人の生活は崩れ去ることになります。

 

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