「離婚よ!離婚!」32歳妻が激怒。年収800万円・35歳夫の「新築ワンルーム投資」で夢のマイホーム計画は消滅…発覚した〈まさかの借金額〉【FPが解説】

「離婚よ!離婚!」32歳妻が激怒。年収800万円・35歳夫の「新築ワンルーム投資」で夢のマイホーム計画は消滅…発覚した〈まさかの借金額〉【FPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

独身時代に「節税になる」「将来の資産になる」という営業トークに乗せられ、軽い気持ちで新築ワンルームマンション投資に手を出したカズヤさん(仮名・35歳)。しかし数年後、マイホームの購入を検討し始めた矢先、ひた隠しにしていた〈借金〉が妻に見つかってしまいます。夢のマイホーム計画は消滅し、激怒した妻から離婚を突きつけられる事態に……。なぜ「小遣い程度の赤字」で済むはずの投資が、このような結末を招くのか。本記事では、業界の裏側を知る1級FPの桐山昌也氏が、新築ワンルーム投資に潜む「5つの不都合な真実」を解説します。

売られているのは「不動産」ではなく「あなたの信用力」

業者がターゲットとするのは、カズヤさんのような「高属性(年収700万円超)」「多忙」「不動産や金融の実務知識がない」層です。

 

大企業勤務という高い信用(与信)を利用し、多額のローンを引かせます。業者は価値ある不動産を売っているわけではありません。圧倒的な情報格差と営業力で、「あなたの信用力(与信枠)」を自社の売上に換金しているだけなのです。

 

これらは重要事項説明が行われた「正当な取引」だからこそ深刻で、無知な消費者が不利な条件を背負わされます。

その投資は「あなたの人生」を懸けるに値するか?

不動産投資は、一度印鑑を押せば引き返せない不可逆的な決断です。株のようにスマホ一つで翌日全額現金化して逃げることはできません。

 

これから投資を検討している独身の方に問います。

 

もし半年間空室が続き、毎月10万円近いローンと管理費を給与だけで払い続ける「体力と覚悟」はありますか? 

 

将来、愛する家族と住むマイホームと、赤字のワンルーム、どちらを選びますか? 

 

両方を手にするローン枠は残されていません。表面的なメリットと、何千万円もの借金やライフプランの制限という代償。この2つを天秤にかけたとき、本当に人生を懸ける価値があるでしょうか。

 

すでにワンルームマンションを保有していて不安を感じている方は、手遅れになる前に「本当の売却査定価格」と「ローン残債」のバランスシートを作成しましょう。現実から目を背けず、完全中立な第三者の専門家を交え、傷が浅いうちに損切りするべきか、戦略を冷静に練り直すことが、未来と大切な家族を守る第一歩です。

 

 

桐山 昌也

株式会社ライトオブライフ

代表/1級ファイナンシャル・プランニング技能士

※プライバシー保護の観点から、相談者の個人情報および相談内容を一部変更しています。

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