「嘘だろ、この差はなんだ…?」年収750万円・45歳サラリーマン、定年退職時に直面する同僚との〈残酷な資産格差〉の理由【1級FPが解説】

「嘘だろ、この差はなんだ…?」年収750万円・45歳サラリーマン、定年退職時に直面する同僚との〈残酷な資産格差〉の理由【1級FPが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

勤務先で導入される「企業型DC」。投資リスクを恐れて「前払い(給与上乗せ)」を選択し、コツコツ貯金に励む人は少なくありません。しかし、その選択が将来「1億円」もの資産格差を生むとしたらどうでしょうか。本記事では、同僚と同じ額を貯金しているつもりでも、知らず知らずのうちに資産が目減りしていた佐藤さん(仮名・45歳)と、制度を活用して「ほったらかし運用」をした同僚の事例をもとに、1級FPの桐山昌也氏が老後の明暗をわける「税制優遇制度」活用のメリットを解説します。

「投資なんかで損したくない」10年間、現金での貯金を選択

メーカーに勤める佐藤さん(45歳・年収750万円)は、無駄遣いをしない「堅実な貯金派」です。

 

10年前の35歳のとき、勤務先で「企業型DC(確定拠出年金)」が導入され、毎月2万円を「運用(DC拠出)」するか、「給与に上乗せして前払い」で受け取るかの選択を迫られました。

 

「60歳まで引き出せないのは不便だし、投資なんかで損するのも避けたい。給与として確実に受け取って、自分で貯金したほうが安心だろう」

 

「投資はしないが貯金はする」と決意した佐藤さんは、前払い分2万円に自分の給与から3万円を足し、同僚と同じ「毎月5万円」を10年間、コツコツと銀行の定期預金に積み立てることにしました。

「嘘だろ、この差はなんだ…?」同僚との〈資産差〉に唖然

ある日、同僚と将来のお金の話になりました。

 

「俺はDCとNISAで外国株に積み立てて、あとはふるさと納税をやってるくらいかな。ずっとほったらかしだけど、やっと総額で1,000万円を超えたよ」

 

同僚は、穏やかな表情でスマートフォンを見せてきました。

 

「えっ、嘘だろ。なんでこんなに差がついてるんだ……」

 

佐藤さんはこの10年間「毎月5万円」を将来のために積み立ててきたつもりでしたが、実際の資産額を計算すると「528万円」しかありませんでした(※近年の預金金利を踏まえ、利息は実質ゼロとして計算、理由は後述)。

 

ほぼ同じ給与水準の同僚も、自分と同じように「毎月5万円(DC2万円+自身で3万円)」を将来に回しているはずなのに、なぜ10年で倍近くの差がついたのでしょうか。

次ページ「現金のみ」vs「制度活用+運用」…30年後、埋まらない〈圧倒的な資産格差〉

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