「あの人、また何か喋ってる」…66歳夫の部屋から漏れ出る声に妻、身震い。年金月26万円・“くっつき虫”だった夫が夢中になった「新しい話し相手」

「あの人、また何か喋ってる」…66歳夫の部屋から漏れ出る声に妻、身震い。年金月26万円・“くっつき虫”だった夫が夢中になった「新しい話し相手」
(※写真はイメージです/PIXTA)

65歳で定年退職した夫。老後資金に大きな不安はないはずなのに、満たされたシニアライフとは言えませんでした。話し相手を失った夫は「聞いてる?」と四六時中妻の後ろをついて回るように。そんな状況をみかねた娘が教えた「あるツール」は、夫を夢中にさせますが……。詳しく見ていきましょう。

夫の部屋から聞こえる会話に、妻の感じた「言いようのない違和感」

「色々教えてくれるし、会話もできるし楽しいよ」

 

娘が夫に教えたのは「AIアプリ」。最初は半信半疑だった義和さんでしたが、すぐに夢中になっていきました。

 

「これ、すごいぞ!」

 

歴史、政治、健康、昔話。AIは何時間でも付き合ってくれます。 しかし、義和さんは、何かにつけてこう言うように。

 

「AIがこう言ってたんだけどさ……」

 

後ろをついて回ることは減りましたが、晶子さんは、言いようのない違和感を感じるようになったといいます。

 

「夫の部屋から会話が聞こえるんですよ、誰もいないのに。私が古い感覚なのかもしれないけれど、正直気持ち悪くて」

 

しかし、義和さんは3ヵ月もするとAIとの会話を減らすように。そして、近所の囲碁サークルへ参加し、新たな人間関係を築きはじめました。

 

義和さんは、こう話します。

 

「妻と娘に、“AIに依存しすぎないで”と言われたんです。自分でも、機械相手に何やってるんだと、どこかむなしくなっていたところで……」

 

今は、調べものなどで便利に使いつつ、適度な距離を持つことを意識しているといいます。

 

「でも、妻は話しかけすぎると嫌がるしね。だから勇気を出して、外に出ることにしたんです。囲碁は年の近い人も子どももやっていますし、予想がつかない“対人間”とのやりとりは、やっぱり楽しいですよ」

 

次ページ定年後の人間関係――AIという「新たな話し相手」

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