投機の円売りが大きく後退…円売り取引の損失拡大懸念
一方で、160円までの米ドル高・円安を主導した要因の1つとみられていた「投機筋の米ドル買い・円売り取引」は大きく後退した可能性があります。
代表的な投機筋であるヘッジファンドの取引を反映するCFTC(米商品先物取引委員会)統計の投機筋の円ポジションは4日時点で6万枚の売り越しとなり、1週間前の10万枚から大きく縮小しました(図表4参照)。
ヘッジファンドの米ドル買い・円売りポジションの損益分岐点の目安は「120日MA(移動平均線)」とみられていますが、8日時点の120日MAは157.1円程度です。
これを参考にすると、今回の介入をきっかけとした米ドル/円の急落により、ヘッジファンドの米ドル買い・円売りポジションには損失拡大の懸念が浮上した可能性があります(図表5参照)。
こうした状況を受け、投機筋は米ドル買い・円売り取引の縮小を余儀なくされたということではないでしょうか。



