SNSの普及や円安を背景に、訪日外国人が日本の「体験価値」に熱狂しています。その波は不動産市場にも波及し、海外富裕層による日本の不動産購入や、日本の伝統に触れられる「古民家民泊」への需要が急増しています。本記事では、柳澤寿志子氏の著書『富裕層を魅了する 東京一等地不動産』(星野書房)より一部を抜粋・編集し、海外富裕層が日本の不動産に資金を投じる理由と、古民家再生が示す「ジャパン・ラグジュアリー」の現在地を解説します。

求められるのは「魅せる力」…ジャパン・ラグジュアリーの価値を高めるビジネスの本質

これから重要になるのは、日本のモノの良さを海外の人々に伝える説明力とインバウンドへの対応力、そして魅せる力です。

 

六本木でフラワーショップを経営していた頃、花にスワロフスキーをあしらったり、メッセージをプリントしたりと、さまざまな工夫を重ねてきました。その経験から強く感じたのは、ビジネスの本質は「いかに価値を高めながら、ほしいと思わせるか」という点にあるということです。

 

モノをどのように組み合わせ、どのように見せるか。同じものでも、工夫によって価値の伝わり方は大きく変わります。これからはそのような価値を伝える力を、より大きなスケールで形にしていきたいと考えています。

 

ジャパン・ラグジュアリーの価値が世界から注目され、訪日外国人6,000万人という市場が現実味を帯びてきたいま、日本の不動産はとりわけ大きな可能性を秘めた分野だと言えるでしょう。

海外富裕層が「古民家民泊」に求めるモノ

古民家の再生は、結果的に民泊につながります。空き家は都内ではやや減少傾向にありますが、数年前までは、将来的に空き家の総面積が北海道を超えるとまで言われていました。所有者の問題などはさておき、空き家を再生・活性化する手段として、民泊の活用はひとつの突破口になり得ます。

 

実際、京都をはじめとした地域では、古民家をリノベーションし、海外の方々が「日本の伝統的な生活を体験したい」「日本人はどのような家に住んでいるのかを知りたい」といった体験ニーズで宿泊しています。寺院体験が人気を集めているのと同様に、古民家にあえて泊まりたいという需要が高まっているのです。

 

古民家再生型の民泊は、「ジャパン・ラグジュアリー」と深く関わる分野だと言えるでしょう。日本の良さが、世界から見て「価値がある」とようやく評価され始めた時代に入ってきているのだと感じます。

 

 

柳澤 寿志子

不動産コンサルタント

 

 

【注目のセミナー情報】​​​

【短期償却】5月9日(土)オンライン開催

《所得税対策×レバレッジ投資》
インフラ活用で節税利益を2倍にする方法

 

【相続×資産運用】5月13日(水)オンライン開催

《富裕層向け》
後悔しないための「相続対策・資産運用」戦略

 

【関連記事】

■税務調査官「出身はどちらですか?」の真意…税務調査で“やり手の調査官”が聞いてくる「3つの質問」【税理士が解説】

 

■親が「総額3,000万円」を子・孫の口座にこっそり貯金…家族も知らないのに「税務署」には“バレる”ワケ【税理士が解説】

 

「銀行員の助言どおり、祖母から年100万円ずつ生前贈与を受けました」→税務調査官「これは贈与になりません」…否認されないための4つのポイント【税理士が解説】

 

※本連載は、柳澤寿志子氏の著書『富裕層を魅了する 東京一等地不動産』(星野書房)より一部を抜粋・再編集したものです。

人気記事ランキング

  • デイリー
  • 週間
  • 月間

メルマガ会員登録者の
ご案内

メルマガ会員限定記事をお読みいただける他、新着記事の一覧をメールで配信。カメハメハ倶楽部主催の各種セミナー案内等、知的武装をし、行動するための情報を厳選してお届けします。

メルマガ登録
会員向けセミナーの一覧