破竹の勢いで高騰が続く都心5区の不動産。なかでも大規模再開発を進める「渋谷区」において、富裕層から支持を集め続けるエリアが存在します。彼らは単なる価格やスペックではなく、歴史や環境といった「見えない付加価値」で住まいを選んでいるのです。本記事では、柳澤寿志子氏の著書『富裕層を魅了する 東京一等地不動産』(星野書房)より一部を抜粋・再編集して、富裕層が注目し続ける「渋谷区エリア3選」を紹介します。

3. 南平台

南平台(現在の町名は南平台町)は、歴史的に政界・文化人の邸宅街としての実績を持ちます。過去には岸信介・三木武夫といった要人が邸宅を構えた地でもあり、戦後期から高級住宅街としての認識が根付いてきました。地名の由来は、「神泉谷に対して南側の高台の平らな地」という地形的特徴に基づくと言われています。

 

渋谷駅・神泉駅といった賑やかなスポットが徒歩圏にありながらも、交通の喧騒から一歩離れた閑静さが保たれる点が評価され、現在も高級住宅地で外国大使館や富裕層に人気があり国際色もあるエリアです。

価格ではなく「見えない価値」で不動産を選ぶ富裕層

富裕層の思考は、意外なほどこのような「見えない部分」にあります。

 

持っている資産の総額が大きいため、価格そのものを細かく考える必要がありません。価値の置きどころが、そもそも異なるのです。

 

モノとしての価値よりも、その先にある価値を見ています。それは、これまでに見てきたもの、体験してきたことから、自然に身についた感覚なのでしょう。

 

だからこそ、モノとしての価値は当然きちんと押さえたうえで、さらに付加価値を重ねていく思考が、富裕層にはあります。

 

 

柳澤 寿志子

不動産コンサルタント

 

 

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※本連載は、柳澤寿志子氏の著書『富裕層を魅了する 東京一等地不動産』(星野書房)より一部を抜粋・再編集したものです。

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